ユーフラテス川の朝日。吊り橋で大人気の若い女の先生。

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写真:2003.8.17撮影、デリゾール橋の若者たち

ユーフラテス川の通る町

なぜここデリゾールに来たかというと、シリアで唯一ユーフラテス川が見れる町だからだった。

チグリス・ユーフラテス川、社会の授業で誰もが聞いたことがある場所じゃないだろうか?
そして、この川と朝日・夕日の光景が観光の見どころになっていた。

宿探し

デリゾールの街並み(亜細亜の街角より)

デリゾール駅でガイドブックを見ていると、サングラスの強面の男が、

「このバスだ。」

というので、促されるままに乗った。
彼もいっしょに乗り、ガイドブックを見せると、探してくれると言った。
本当に探してくれて、チェックインのところまで来てくれた。

サングラスを取ると優しい目をしていた。

今考えると、普通ならチップを払うのだろう・・・。
しかし、ルールを知らず、声をかけてくる人たちをみんな「ぼったくりでは?」と疑っていたから、そうではなくて良かったと思うだけだった・・・。

すぐにマツイと再会

マツイとまた会えるかは半々だと思っていた。
この宿で「日本人はいるか?」と聞くと、オーナーは「いる」と言いチェックイン名簿を見て、

「マツイ」

と答えた。すぐ見つかった!笑
まだ寝てるはずだというので、僕も電車移動であまり休まらなかったので、部屋で寝ることにした。

11時ころ起こされると、目の前にマツイがいた。
昨日も一緒にいたわけだが、それまでの話をした。
本当に話しやすい奴で、弟と話してるような気分になる。

チケット売り場、若い社会の先生

デリゾールのバスターミナル(Dive into The Worldより)

彼はまた一足先に次のパルミラへ向かう。
一緒にバスのチケットを買いに行った。

シリアのチケット売り場は争奪戦という状態で、並ぶということをしない。
これはアラブのいくつかの国で同様で、並ぶなんて意識さえないようである。
とにかく前へ前へ行かなければ窓口にたどり着けない。

たどりついたものの窓口の人に英語が伝わらなく、パスポートチェックの人にアラビア語でほしいチケットを書いてもらい、再挑戦した。

マツイは要領よくするすると前に行って買ってしまったが、僕はなかなか買えなかった。

ようやく買えて彼を探すと、なぜか若い日本人の女性と一緒にいた。すでに親しげな雰囲気すらあるから不思議だ。ニコニコしてこっちを見ていた。

彼女は社会の先生をしている人だった。

マツイはもう出るということで、僕たちふたりを残してミニバスで行ってしまった。
なんとなく気まずい・・・。
同じホテルに泊まるということで、一緒にタクシーに乗った。

買い物、言葉が通じない

デリゾールのスーク(インサイドアウトより)

戻ると僕は水や食べ物を買うのに出かけた。

まずは、バナナ1kg
シリアの食べ物は僕はちょっとダメで、お腹を壊してしまうものが多かったから、とりあえずバナナでしのいでいた。
これはアレッポにいた日本人旅行者に「そういうときはバナナがいい」とアドバイスされて。

商店では子供が店番をしていた。
なんか昔の日本みたいだ。

でも、言葉が通じなくてこっちが「水が欲しい」というのに何かワーワー言って売ってくれない・・・。
やりとりを見て、おばさんが助けに来てくれたが、おばさんも英語はできなくて、逆に「アラビア語はわかるか?」と聞かれているようだった。

結局、ジェスチャーで、まだぬるいから他で買った方がいいということが分かった。

ユーフラテスの夕日と吊り橋に集まる人たち

ホテルに戻ると寝てしまった。
夕日を見るために目覚ましを17:00にセットしたはずなのに、起きたのは18:00だった。

ユーフラテス川の夕日がきれいと言うので観光地になっているところだから、これを見逃すと来た意味が半減してしまう・・・。

吊り橋に着くとまだ夕日には間に合っていた。
地元の人たちが集まっていて、みんなに「hello」と言われた。
小中学生くらいの子供たちもいた。
ここは夕方に人が集まる憩いの場でもあるようだった。

警察官も5,6人いて、何をしているか聞くと、

「橋から飛び込まないように見張っている」

とのことだった。
なんか、日本の田舎でもありそうだ。どこも似ている。

しばらくすると、社会の先生もやって来た。
日本人の旅行者を珍しがって集まってきてしまっていたから、彼女が来て助かった。

彼女は大人気で、ツーショット写真を撮る順番待ちのような状態になってしまった笑

ホテルにて

シリアの人たちはアイスが大好きみたいで、食べてる人を良く見た。
僕たちも、帰りにアイスを買って食べながら宿に戻った。

下の写真は、アイスを買った商店の近くにいた子供。

彼女はエジプトを拠点にしているということで、ホテルの部屋でいろいろ教えてもらった。
カイロで発掘調査の手伝いに来ていて、その合間にシリアなどを旅行しているとのこと。
29歳だったのだが、街の人たちに年齢を聞かれると必ず「25歳」と答えていたのが可笑しかった笑

ただ、彼女が大人の女性とは言えかわいらしい人だったので僕は緊張していた。
女性と二人でいることにもそれほど慣れていなかった。
彼女がカーディガンを脱いだだけで、ドキドキして目のやり場に困るほど・・・。

「朝日も見に行きません?」

と誘われたので、行くことになり、そのタイミングで逃げるようにして彼女の部屋を出たのだった。
人が人ならそういう関係になってたのかなぁと、思い出してはときどき考えてしまう・・・。

ユーフラテスの朝日

朝5時前に目が覚めた。
もう外は薄明るくなっていた。
5時に彼女が部屋に来ることになっていたが、来なかった。
吊り橋で朝日を見るのには間に合いそうもなく、テラスで見るくらいになりそうだと思って、顔を洗っているとノックが聞こえた。

5時少し過ぎ。彼女が来た。

急いで外へ出た。
彼女がタクシーを捕まえた。
吊り橋まで歩いて行くつもりだったが、案外距離があってタクシーで正解だった。

朝日は川から少し外れたところから登って来た。
「橋の入り口だとよく見えそう」
と彼女が言うので付いて行った。

日が完全に登ってしまうと、僕たちは飲み物を買ってホテルに戻った。

帰り際、彼女はシリア人のおじさんに年齢を聞かれ、とっさに、

「25歳!」

と答えていた笑

僕は朝7:30のパルミラ行きのバスに乗るため、戻るとすぐにチェックアウトして彼女とは別れた。

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