Jupiter-8 50mm F2 – Carl Zeiss Sonnarを継ぐ階調豊かなロシアレンズ。フランジバック問題解決編。使うにはミラーレス機が必要だった!

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JupiterとM39マウント

2017年8月購入。
オールドレンズってM42マウントなんでしょ?と思っていたけど、いろんなマウントがあるんだとやっているとだんだん分かってくる。こちらは引き伸ばしレンズEl-Nikkorで踏み込んでしまったライカL39マウント。
位置づけとしては、M42マウントの前の時代のイメージ。あってるかな?こちらはロシア版なのでL39ではなくてM39という。ライカのボディを持ってないからその違いはよく分かりません。

Jupiterシリーズの写りの良さはネットサーフィンしているとよく出てきて、人気なんだなと分かる。やわらかいボケが魅力的。インスタ的な観点だと、逆光で虹のフレアが出るというのも人気。
JupiterはCarl Zeiss Sonnarをロシアがコピーしたものだけど、なんでもSonnar 2.8/180は1936年のベルリン・オリンピックのために開発されたものだとか。そんなに古くからあるレンズなんだと知ると、これだけで感涙ですね(泣)

また、ロシアンコピーと言っても正式にCarl Zeissの技術者によって継承されていたりもする。90年代まで作られていたというからすごく愛されていたんだね。中古品を探すと60年代くらいのぼろぼろのものから、新品みたいなものまで出てくる。ブラックとシルバーがあり、私はシルバーの鏡胴に惚れてしまってそちらを買った。

虹のフレアを出してみた

フランジバック問題。Jupiterを使うにはミラーレス機が必要だった!

そうそう、こんな作例の前に重要なことが!
私のPENTAX K-7ではこのM39マウントレンズは使えなかった!!
というか、EL-Nikkorと同じくマクロ撮影になってしまう・・・。

フランジバックとは?

レンズのマウント側と、カメラのセンサーまでの距離のこと。
フィルムカメラのころだと、フィルムまでの距離ということになる。

そんなこと知らなかったから、マウントさえ合えばどんなレンズでも使えるものだと思っていた。
実は私の使っていたPENTAXはオールドレンズユーザーに恵まれていて、M42マウントと同じフランジバック長だった。だから、このことを悩むことさえなかったわけで。
ちなみに、Nikonの一眼レフユーザーだとM42マウントよりもフランジバックが短いために、M42マウントのオールドレンズだと「無限遠」が出なかったりする。

上は同じPENTAX-M1.4/50レンズを付けた画像だけど、ミラーレスでは厚いマウントアダプターをつけてようやくデジタル一眼レフと同じフランジバックになる。

なんでライカLマウントのレンズがデジタル一眼レフで使えないの?

それは、ライカLマウント(L39,M39)のレンズが一眼レフ用のレンズではないから!!
何が違う?ってフランジバックが違うのだけど、一眼レフはレンズを通した景色をファインダーから覗けるようにボディ内にミラーがある。その分センサーからの距離が長くなる。
一方、ライカLマウントのカメラはレンジファインダーで、ファインダーから直接景色を見て撮るカメラ。レンズを通して見るためのミラーがない(ミラーレス)カメラなんです。したがってセンサーからの距離は短い。

上の画像の通り、デジタル一眼レフはそもそもフランジバックが長いから、ライカLマウントのレンズは合わせられない・・・。これがミラーレス機が必要な理由だった。

2008年10月、パナソニックが世界初のミラーレスカメラを発売したこと。
ようやく当時のカメラ好き界隈のざわつきが分かってきた・・・。ミラーレス機の発売は、デジタルカメラでライカマウントのオールドレンズが使える時代が来たということだったんだ・・・。その頃カメラ好きの友人がよく「マウントアダプターがどうの」と言っていたのはこのことだった。

ミラーレス機購入とセンサーサイズのこと

つまり、ミラーレス機の購入が必要になった。PENTAXのボディを持っていた流れでオールドレンズを始めたはずが、レンズのために新たなボディを買う日がくるとは・・・。
とりあえずなので安いものを探し、ネットで中古のパナソニック Lumix GF2を購入した。L39-マイクロフォーサーズのマウントアダプターも一緒に。

センサーサイズ

今までのPENTAX K-7はAPS-Cサイズだった。そしてGF2はマイクロフォーサーズ。何が違うって、センサーサイズが違う。で、どう違うの?っていうと、35mmフィルム換算したときのレンズの焦点距離が変わってくる。画角と言った方が分かりやすい気がするけど、見え方(=写り方)が変わる。

フルサイズ→  レンズ表記通りに写る
APS-Cサイズ→  1.5倍に写る
マイクロフォーサーズ→ 2倍に写る

(例)50mmのオールドレンズを使った場合

フルサイズ→ 50mmレンズのままの写り
APS-C→   75mmレンズ相当の写り
マイクロフォーサーズ→ 100mmレンズ相当の写り

私のGF2だと、Jupiter8 2/50は100mm相当のレンズになるということ(ほんと知らないことばかり。日々勉強ですね・・・)。オールドレンズとカメラボディの相性をこちらの記事でまとめてみました。

渋谷にて Lumix GF2 + Jupiter-8 2/50

2017年9月始め、渋谷ヒカリエのレストランに行ったときの。
ボケ方はほんと惚れ惚れするほどのやわらかさ。階調豊かと表現されるのをよく見たけど、まさにそう。ほろほろっとしたボケ方をする。そして遠景もきれいにピントが合った写り。ちょっと青みが強く出てるのは、WBを太陽光にしてたからかなと汗。
ただ、Jupiter8のちょっと使い勝手が悪いのは、最短撮影距離が約1mというところ。これはレンジファインダーのピント合わせの問題でそれより寄れなかったとか。小物を撮りたい人は注意ですね。マクロリングとか買った方がいいかも。

赤坂にて NEX-5R + Jupiter-8 2/50

2017年11月、赤坂サカスのイベントに行ったときのもの。
ボディは変わって、SONY NEX-5R。ソニーのことをこのあと書く予定です!
もっと絞った方が良かったなぁ。目の行く後ろのMが不自然にボケてて。

点光源があると、比較的はっきりとしたつぶつぶの玉ボケしてる。どことなくノスタルジックさが出るのが不思議。

ピントも合わせやすい。

Jupiter-8はかなり好きなレンズですね~。点光源とかがない状態でのぼわぼわ~っとしたボケが一番いいかな。ポートレートにも使ってみたいところ。

次回は、今回勉強したミラーレス機のことを踏まえて、オールドレンズとSONYの存在についてです!

つづく。

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