旧気仙沼向洋高校と伝承館(場所・行き方)- 震災遺構を巡る2019

2019年9月末に訪れた東日本大震災遺構の旧気仙沼向洋高校を紹介します。

ここは「気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館」として、2019年3月10日に開館したばかりでした。

宿泊したホテルにそのポスターがあり、伝承館だけでなくて遺構を見学できることを知って訪れることにしました。

訪れた場所の一覧やルートは下記記事で紹介しています。

宮城県の震災遺構一覧とルート

撮影に使ったカメラとフィルム

2019年3月10日、旧気仙沼向洋高校を震災遺構として公開した。

「気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館」は旧気仙沼向洋高校を震災遺構として公開した施設です。

開館は2019年3月10日。

震災から8年。残すか残さないかの議論と判断がどれほど難しいかを物語っています。

2019年時点でも、このように遺構としてこのような見学できる施設になっている場所は少ないです。8年でも早い決定がされたと思います。

生徒は全員高台に避難することが出来て無事だったそうです。また、教員や近くで工事を行っていた作業員などは、向洋高校の南校舎屋上に避難して無事だったそうです。

旧気仙沼向洋高校校舎内を見学することが出来ます。南校舎の屋上にも出ることが出来ます。エレベーターも設置していて、車いすの方にも配慮した設計になっていました。

■開館時間は4月~9月9:30~17:00、10月~3月9:30~16:00、入館料は個人一般で600円がかかります。

≫ 「気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館」公式サイト

気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館の場所と行き方

私たちは気仙沼方面から車で行きました。陸前階上駅からタクシーで行くこともできるようです。

2019年時点では、伝承館のまわりはまだ工事中でした。写真のように「伝承館入口」という看板が出ていました。

動画撮影:伝承館・旧気仙沼向洋高校(2019年9月)

2019年9月に「気仙沼市 東日本大震災遺構・伝承館」と旧気仙沼向洋高校を訪れたときの様子を動画でも撮影しました。雰囲気が伝わると思いますので、下のフィルム写真と合わせてご覧ください。

2019年に旧向洋高校跡を訪れたときの様子(フィルム写真撮影)

旧向洋高校のグランドだった場所は工事中で入れないようになっていました。今後、公園のように整備されるのかもしれません。

南校舎4階ベランダの破損は、津波で流れてきた「冷凍工場」がぶつかったものだそうです。

伝承館に入り、まずは気仙沼の被災の様子のビデオ上映を見ます。見終わると上映室を通って、旧向洋高校校舎内の見学へと進みます。

綺麗な自動ドアを抜けると、荒廃した校舎の階段がいきなり目に入ります。異世界に来たような不思議な感覚でした。

被害を受けた教室を廊下から見ていきます。

出来る限り当時の状況を残しているようです。リアルな様子が伝わってきます。

廊下を進み、階段を上ります。

階段からは北校舎が見えました。懐かしくなるような高校の風景でした。

3階です。写真には写ってないですが、流れ着いた自動車がそのまま残っています。

散らばった生徒のノートなどもそのまま残っていました。

階段を上って行き、屋上に出ました。震災当時、教員たちが避難した場所です。

海の方では、堤防を作る工事をしていました。

旧気仙沼向洋高校と伝承館 – おわりに

旧気仙沼向洋高校と震災遺構伝承館を訪れた様子を写真で紹介しました。

今回震災遺構を巡った中で、中にまで入って見学ができたのはここだけだったので貴重な体験でした。震災から8年経ってようやくできた施設です。教室を片付けることなく今も吹きさらしのまま残していることに、風化させないという思いが伝わってきました。

機会がありましたらぜひ訪れてみてください。

撮影機材情報

カメラ:HOLGA120SF
フィルム:Kodak TRI-X400

関連記事:HOLGA120の使い方