2019年9月末に訪れた南三陸さんさん商店街と旧防災対策庁舎を紹介します。
1日目にも訪れたのですが暗くなってしまい、2日目帰りにも改めて立ち寄りました。
Youtubeでも紹介・解説しています。
震災遺構を巡る様子をYoutubeでも紹介・解説しています。写真だけでなく、映像付きで分かり易いと思いますので、良かったら合わせてご覧ください。
宮城県の震災遺構記事一覧
順 | 各記事 |
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0 | 旅のルート全体 |
1 | 旧女川交番 |
2 | 大川小学校 |
3 | 南三陸町旧防災対策庁舎 |
4 | リアス・アーク美術館 |
5 | 旧気仙沼向洋高校(伝承館) |
6 | ブライダルパレス高野会館 |
7 | 仙台市立荒浜小学校 |
撮影に使ったカメラとフィルム
南三陸さんさん商店街と旧防災対策庁舎
南三陸さんさん商店街と旧防災対策庁舎は川を挟んで併設しています。
2枚目写真の奥にクレーンが見えるかと思います。旧防災対策庁舎を含む一帯を復興祈念公園として残す工事がされています。
「南三陸さんさん商店街」は2012年に仮設の商店街としてはじまり、2017年に今のような本設になりました。道の駅のような感じです。
「南三陸さんさん商店街」のグルメに関しては下記記事で紹介していますので、合わせてご覧ください。
仙台~気仙沼のグルメ・お土産情報
旧防災対策庁舎は2031年までの保存が決まる
旧防災対策庁舎は当時、2階に危機管理課があり、防災無線はそこから放送されました。屋上は津波の避難場所としての役割もありました。
しかし、津波は避難場所でもあった庁舎の屋上を2メートルを超える高さでした。避難した53名のうち、生還したのはたった10名とのこと。防災無線を続けた職員も亡くなりました。
2013年、南三陸町は旧防災対策庁舎の解体を決定しました。
しかし、宮城県と復興庁が震災遺構として残す方針を示し、2015年に南三陸町は県有化を受け入れて、2031年までは宮城県が保存することが決まりました。
≫ 南三陸町防災対策庁舎(Wikipedia)
≫ 防災対策庁舎の悲劇◆宮城・南三陸
南三陸さんさん商店街と旧防災対策庁舎の場所と行き方
398号線を仙台側から行くと左手に見えます。私たちが1日目に訪れたときはもう周りが暗くなっていたため、南三陸さんさん商店街の明かりは目立っていてすぐに分かりました。
旧防災対策庁舎はその川を挟んだ向かいにあります。2019年現在は工事中のため近くまで行くことはできませんでした。
2019年、旧防災対策庁舎は復興祈念公園として残す工事中。
南三陸さんさん商店街は「道の駅」という感じです。駐車場も広いです。コンビニのミニストップが入っていました。
設計は新国立競技場でもおなじみの隈研吾さん。木のぬくもりを感じる空間になっています。
2日目の帰りに寄ったときは、ここで昼食に海鮮丼をいただきました。
南三陸さんさん商店街の裏手から、工事の様子が見えます。
かさ上げされた堤防から、わずかに見える鉄骨が旧防災対策庁舎です。
旧防災対策庁舎は震災遺構として残され、一帯は復興祈念公園になるようです。
南三陸さんさん商店街からも橋でつながる予定なんですね。
津波被災後の写真がありました。
上の写真を見ると、旧防災対策庁舎と公園の「祈りの丘」との高さが比較できます。
東日本大震災の津波は避難場所でもあった庁舎の屋上を2メートル超えてしまいました。丘はそれ以上の高さで設計されていました。
おわりに
南三陸さんさん商店街と旧防災対策庁舎を訪れた様子を紹介しました。
旧防災対策庁舎は震災遺構として残す工事中で入れませんが、南三陸さんさん商店街から様子を見ることができます。南三陸さんさん商店街にはお土産物や美味しいグルメがたくさんありますので、ぜひ立ち寄ってみてください。