2019年9月末に訪れた東日本大震災遺構の仙台市立荒浜小学校を紹介します。
内部まで見学ができる学校施設の震災遺構としては初めての場所だったようです。現在は、旧気仙沼向洋高校も内部の見学ができました。
今回の宮城県旅行で最後に訪れた場所ですが、残念ながら会館時間の16時を過ぎてしまい入ることはできませんでした。
Youtubeでも紹介・解説しています。
震災遺構を巡る様子をYoutubeでも紹介・解説しています。写真だけでなく、映像付きで分かり易いと思いますので、良かったら合わせてご覧ください。
宮城県の震災遺構記事一覧
順 | 各記事 |
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0 | 旅のルート全体 |
1 | 旧女川交番 |
2 | 大川小学校 |
3 | 南三陸町旧防災対策庁舎 |
4 | リアス・アーク美術館 |
5 | 旧気仙沼向洋高校(伝承館) |
6 | ブライダルパレス高野会館 |
7 | 仙台市立荒浜小学校 |
撮影に使ったカメラとフィルム
仙台市立荒浜小学校、2017年に内部を公開。学校施設では初めてのこと。
仙台市立荒浜小学校は、東日本大震災に被災し2016年に閉校。2017年4月に内部を公開する初めての学校施設の震災遺構となりました。
震災当時、津波被害に遭いながらも、避難した児童や教員、地域住民320人全員の命を守ったそうです。
現在は震災遺構として整備されているため、内部の廊下、教室、屋上が見られます。写真パネルで津波の襲来から救助の様子、地区の歴史文化を学べるとのこと。
■開館時間は10:00~16:00、入館料は無料です。
休館日がありますので、訪れる予定の際には仙台市ホームページでご確認ください。
震災遺構・仙台市立荒浜小学校の場所と行き方
私たちは上の図のように塩釜旦理線を北から車で向かいました。2019年9月時点では、図のようにかさ上げ工事がされているため左折はできず、右折してかさあが道路を越えて行きます。
信号機が少ないので目印になります。(私たちは知らなくて、左折する道がなかったので焦ってしまいました)
2019年に仙台市立荒浜小学校を訪れたときの様子。かさ上げ工事に津波の脅威を感じる。
Googleマップではかさ上げ工事のことは分からないため、一旦、左折する道がなくて通り過ぎてしまいました。
戻ってその道を見つけて行くことが出来ました。
「かさ上げ道路」であることはあとで知ったことで、下の塩釜旦理線からみるその道路は、巨大な堤防です。
これがもともとなかったのかと思うと驚きます。それだけで、津波の脅威を感じました。
整備中の道路はまだ信号が付いていませんでした。
かさ上げ道路の上からは仙台の町が遠くまで見渡せました。
かさ上げ道路を越えると、荒浜小学校が見えました。
小学校の周りにどれほどの家などがあったか分かりませんが、現在はぽつんと立っていました。
到着したのは18時前。
閉館時間を過ぎていたため、外観を見るしかできませんでした。
「ありがとう荒浜小学校」という垂れ幕がかかっていました。
仙台市立荒浜小学校 – おわりに
初めて内部の見学ができるようになった学校施設の震災遺構・仙台市立荒浜小学校を紹介しました。
今回は時間の関係で中の見学はできませんでしたが、道中の「かさ上げ道路」の工事によって津波の脅威を感じました。実際に足を運んでみないと分からないことがありますね。
荒浜小学校は震災遺構の中では仙台駅からも近い立地ですので、仙台観光の際にお時間がありましたらぜひ訪れてみてください。