LEDスティックライトが各社から出ていて活況という感じです。
今回は、その中でも低価格ながら36000色対応・最大30時間持続という、初めてのLEDスティックライトを探している撮影者におすすめなFOTOBETTR LW-R180Fを紹介します。
とくに動画撮影では、写真撮影のようなフラッシュや長時間露光ができないのでLEDライトは必須のアイテムではないかと思います。
持ち運びもしやすいLEDスティックライトは、1本持っていると動画撮影、物撮り、ポートレート撮影、リモートワークなど幅広く重宝します。
光の柔らかさがあるのでライティング初心者でも安心して使えると思いました。
LEDライトがあるとこんな動画・写真が撮影できる!
まずは、LEDライトがあるとどのような動画や写真が撮影可能なのかの紹介です。
暗いシーンでのポートレートムービー撮影
十分な光量を得られない暗いシーンでのポートレートムービーではLEDライトがあると重宝します。というか、ライトを持っていないとちょっと撮影が困難じゃないかと思います。
作例はもともと所有していた小さなLEDライトを使用した映像の切り出しです(全編Youtubeはこちら)。小さなものでもあると助かりますが、バストアップにするなど範囲が限られるため、スティックライトは広範囲をカバーできて便利です。
物撮りのバリエーションや部屋の照明
色温度だけではなくて、HSI(色相・彩度・輝度)をコントロールすることが可能で36000色を出すことが可能です。
物撮りのバリエーションや、リモートワークやYoutubeでの部屋の照明としても使えます。雰囲気を作れますね。
ライトペインティング撮影
他にも長時間露光でライトペインティング撮影をするなど、いつもの写真とは一味違った作品づくりに使えたりもします。
多機能LEDスティックライト – FOTOBETTER LW-R180F
では、LEDスティックライトFOTOBETTER LW-R180Fを詳しく紹介していきます。
主なスペック
出力電力 | 10W |
---|---|
バッテリー | 大容量リチウムイオン電池(5200mAh) |
色温度 | 2500K〜9900K(±250K) |
RGB(HSIモード) | 0-360°フルカラー調整可能 |
彩度調整 | 1-100% |
FX光効果モード | 21の効果モードを採用 |
演色評価指数 | Ra97+ |
光量 | 1200lm |
サイズ | 324mm×37mm×38mm |
重量 | 290g |
動作温度 | 0°C〜40°C |
付属品 | 説明書、ケース、ミニ三脚、小型雲台、USBケーブル |
バッテリーの5200mAhはなかりの大容量です。最大30時間持続とのこと。
また、色温度の2500K〜9900KはこのクラスのLEDスティックライトの中ではかなり高カバー範囲になっています。
付属品として、立てて使うためのミニ三脚や、持ち運びに便利なケースが付いています。
上下にマグネット部分もあるので、金属面があれば簡単に設置できます。
価格ですが、同クラスと比較しても最安値くらいの低価格を実現していると思います。
機能・使い方
「電源ボタン」長押しでON/OFFになります。
また、「電源ボタン」を軽く押すことで照明機能をCTT/HSI/EFFECTと変更することができます。
充電はUSB給電で、モバイルバッテリーなどからも給電が可能です。
CCT:色温度による照明
CCTモードでは色温度を変化させてライティングができます。
色温度は2500K〜9900Kの広範囲をカバーしています。
「Sボタン」で色温度と明るさをセレクトして調節します。
HSI:36000色RGBによる照明
HSIモードではRGBさまざまなカラーでのライティングができます。
HSIというのは、Adobe LightroomやPremiere Proを使っている人ならお馴染みですが、
- 色相(Hue)
- 彩度(Saturation)
- 輝度(IntensityまたはLightness / Luminance)
の3要素になります。
これらを調整できるので、36000色という色数を実現できます。
「Sボタン」を押していくと、色相、彩度、輝度をセレクトできます。
EFFECT:21種類のエフェクトによる照明
EFFECTでは下記の21種類のパターンの光を扱うことができます。動画の演出にはとても面白いと思います。
上の動画はクラブモードのものです。
いろいろと試してみるとシーンに合うものが見つかると思います。キャンドルやテレビの揺らめきのような光は面白いと思いました。
いまいちな点
最後に低価格ゆえではということもあるかもしれないですが、ちょっといまいちだなと思った点も紹介したいと思います。
スイッチの効き
効きが悪いというよりは、押す部分にコツがいるという感じでした。スイッチ部分が簡単な作りで、押した感覚もそこまで良くはないです。
マグネットが弱い
マグネットがやや弱いです。壁側面に固定可能ですが少し押すと滑り落ちるくらいの強度です。天井など上への取り付けは落ちてきそうでちょっと怖いかなと思いました。
おわりに
というわけで、今回は低価格で多機能なLEDスティックライトFOTOBETTER LW-R180Fを紹介しました。
コンパクトなので持ち運びしやすいですし、とくに動画撮影の暗いシーンではLEDライトは必須になるのでこれがひとつあると重宝すると思います。
ライティングも柔らかい光で、初心者でも失敗することも少ないと思います。
少しデメリットもありますが、照明機材としては不満はなくて、初めて使ってみようという方にはおすすめです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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