こちらは、8ミリフィルムKodak Super8 Vision3 50Dの作例・レビューページです。
『8ミリフィルムの始め方』は別記事にまとめています。
2019年現在、映像関係者でなくても個人で8ミリフィルムを撮影・現像・データ化まですることは可能ですよ。興味ありましたらご覧ください。
Kodak Super8 Vision3 50Dとは
「Kodak Super8 Vision3 50D」はKodakの8ミリ用のカラーネガフィルムです。
下記リンクのプレスリリースによれば、2013年に発売されたようですね。このデジタルの時代に新しいアナログフィルムを発売するKodakの気概を感じますね。
≫ 2013年5月:スーパー8の新ストック登場!『コダック VISION3 50D カラーネガティブ フィルム 7203』を販売開始
現在、Super8用の8ミリフィルムVision3のカラーネガフィルムは下記の3種類を買うことが出来ます。
8ミリ用の「ネガフィルム」であることの問題点
フィルムカメラをしている方なら、ネガフィルムとポジフィルムがあることを知っているかもしれません。画像の上がポジ、下がネガです。
一般的なフィルムカメラのフィルムはネガフィルムですよね。
ただ、この「Kodak Super8 Vision3 50D」はネガフィルムなのですが、8ミリフィルムでネガフィルムということは問題です。
なぜなら、映写できないからです。(厳密には映写できますが、オレンジ色のまま写されますね・・・)
この新しい8ミリフィルムは、おそらくですが、直接アナログで映写することは想定されず、デジタル化してネガポジ反転して映像化することを想定していると思われます。(たぶん)
8ミリのカラーポジフィルム作例
8ミリのカラーポジフィルム「Kodak Super8 Ektachrome 100D」の作例もアップしました。
Kodak Super8 Vision3 50Dのネガポジ反転
上の通りなので、Kodak Super8 Vision3 50Dを映像化するにはネガポジ反転する必要があります。
現像・データ化した状態の映像は、下のようにネガのまま映像になっています。
これでは何が写っているのか分からないですよね。
ネガポジ反転をしました。それだけではうまく行かないので、色味の調整などもしています。
そうしたものが下記になります。
このような処理をしてようやく普通の色味が出てきます。
ネガポジ反転(ネガテレシネ)はPremiere Proなら簡単!
こういった映像ネガフィルムをカラーにしてデータ化することを「ネガテレシネ」と言うようです。
ネガポジ反転は難しいと思うかもしれないですが、Premiere Proを使えば簡単なので心配しなくて大丈夫です!無料期間だけで十分作業も終わりますよ。
下記事にPremiere Proでネガポジ反転(ネガテレシネ)する方法・手順を書きましたので見てみてください。
Kodak Super8 Vision3 50Dの作例
Kodak Super8 Vision3 50Dでの撮影は、8ミリフィルムに挑戦してみた初めてのものです。
カメラは「ELMO 103T」というものを使用しました。
2019年3月元荒川の桜の時期におこないました。下記のフィルム作例の場所ですのでよかったら合わせてご覧ください。
おわりに
というわけで、今回はKodak Super8 Vision3 50Dの8ミリフィルム作例・レビューでした。初めての8ミリフィルム撮影だったので、現像して写っていただけで大感動してしまいました笑。
50DというISO値の低いフィルムだったのですが日中なので綺麗に撮れました。作例の後半では夕方~夜にも写しているのですが、それでも写っていました。静止画のフィルムとはとらえ方が違うのかもしれません。参考になりましたら幸いです。
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