フィルム現像+データ化の方法まとめ。格安サービスの料金比較。

Hiron
こんにちは、フィルムカメラ沼のHironです。(Twitter / Youtube)

フィルムカメラで撮影した写真をインスタグラムなどで共有するには「フィルムのデータ化」が必要になりますよね。これからフィルム写真を始める初心者の方にも分かるようにまとめました。

フィルムカメラを始めたくても、現像+データ化の方法がよく分からないという方の手助けになりましたら嬉しいです。

町のカメラ店、ネット、自分でと3パターンで料金比較をしています。フィルムカメラライフ、案外安く楽しめますよ!^^

動画でも解説しています。

Youtube動画でもフィルム代や現像・データ化代をまとめて紹介しています。現状だとこちらの動画の方が詳しくなっていますので、ぜひ合わせてご覧ください。チャンネル登録もぜひよろしくお願いします。

【フィルムの現像データ化方法1】パレットプラザ:1458円(店舗)

お手軽なのは、やっぱり町の店舗で頼むパターンですね。価格的にはそこまで安くないんですが、急いでるときにはとても助かります。1時間くらいでやってくれます。カメラのキタムラ、パレットプラザ、ビックカメラ、ヨドバシカメラなどがあるかと思います。

パレットプラザ(55ステーション)

私がよく利用するのは、パレットプラザ(55ステーション)です。

日本全国にあるので、利用しやすいかと思います。てっきり富士フィルムの系列かと思っていたのですが、どうも違うようですね。カラーネガフィルムなら1時間程度で現像・データ化してもらえます。モノクロフィルム(アクロス)の場合は1週間くらいかかりました。スマホ転送もありとのことで助かりますね。

料金は、上の画像を見るとデータ化540円(税込み)とのことなんですが、残念ながらこれは150万画素での話。PCのディスプレイで見るには解像度が足りないので、600万画素で注文すると以下のようになります。※スマホ転送は150万画素のみとのこと。

カラーネガフィルム現像:702円
データ化(600万画素):756円
ーーーーーーーーーーーーーーー
合計:1458円

速さやお手軽さを重視すると、結構お値段はかかってしまいますね。それでも、すぐ友人知人に見せたい場合などには助かりますね。

【フィルムの現像データ化方法2】思い出写真工房:400円(楽天店)

いちばん格安で、フィルム現像からデータ化ができるのはやはりネット注文でのサービスです。フィルムを自分で発送する手間が少々かかりますが、フィルム程度なら安く発送可能です。その方法も合わせて紹介します。

思い出写真工房(楽天店)

私がよく利用しているのは、「思い出写真工房」さんです。600万画素対応で、現像+データ化(使い捨てカメラもOK)がたったの400円!現像済みフィルム→データ化ならさらに格安で、250円しかかかりません。

利用方法は簡単で、楽天店で現像したいフィルム分購入したら、送り先住所へフィルムを発送するだけです。到着すると「到着しました」とメールがもらえるので安心です。ご注文はから。

※+200円のドロップボックス保存を希望すれば、スマホで直接受け取ることもできます。

安くフィルムを発送する方法:定形外郵便 or クリックポスト

フィルムの発送には、定形外郵便がお得です。

フィルムなら厚み3㎝以内に抑えられますので、定形外郵便の規格内になります。

フィルム:定形外郵便(規格内)100g以内→140円

使い捨てカメラの場合は、厚みが3㎝を超えてしまうので、定形外郵便の規格外になります。

使い捨てカメラ:定形外郵便(規格外)100g以内→220円

≫ 郵便の料金を見る

ヤフーアカウントを持っていれば「クリックポスト」がお得です。厚み3㎝までは同じですが、1㎏までOKで、全国一律185円で発送できます。少ない場合は定形外より高くなりますが、送り先を登録しておけて手書きの必要がないので私はいつもこれを使用しています(残念ながら、使い捨てカメラは入りませんね・・・)

手書き不要・大量のフィルムOK:クリックポスト1㎏以内→185円

≫ クリックポストを詳しく見る

【フィルムの現像データ化方法3】自分で行う場合

最後は、現像済みフィルムを自分でデータ化する場合です。以前はフィルムスキャナーが一般的でしたが、もっと安くてお手軽な二つの方法を紹介します。

動画で詳しく解説しています。

Youtube動画で実際にデジタルデュープをして、Lightroomでネガポジ反転する方法までを解説しています。

Nikon スライドコピーアダプター ES-1:3200円

ひとつめは、「Nikon スライドコピーアダプター ES-1」を使う方法です。こちらは友人が使っていて知ったのですが、フィルムを手持ちのデジタル機でマクロ撮影してデータ化するというものです。言ってみれば、自分のデジタル機をフィルムスキャナーにしてしまうという商品ですね。

Nikon製ですが、フィルター径を合わせるだけですので他メーカーのカメラでも使えます。安いフィルムスキャナーよりは断然いいようですよ。データ化したものを見せてもらいましたが、かなり綺麗でした。

ネガポジ変換が必要なので、PhotoshopやLightroomなどのソフトが使える必要がありますね。枚数が少なかったり、自分なりにこだわりたい場合には便利ですね。

iPhoneアプリ『Film Lab』:720円

もうひとつが、スマホアプリでスキャンをする方法です。クラウドファンディングで開発中だった『Film Lab』が、リリースされました。使ってみた結果は下のツイートの通りです(2019年5月追記)。

ちゃんとしたデータにするにはある程度の準備が必要そうですね。でも、カメラ仲間とその場で見せ合ったりできるので、入れておくと楽しめそうなアプリです。

≫ Film Lab (iPhoneアプリ)

RECOMMEND デジタルでフィルムを再現するならAdobe Lightroom

まとめ

フィルム現像からデータ化までのサービス、方法を3パターン比較紹介しました。安さを選ぶか、スピードを選ぶか、状況によってちょっと変わってくるかもしれませんね。

各サービスのメリット/デメリットをまとめてみると・・・

メリット/デメリット

パレットプラザ:早い、お手軽にできる/料金が高い
思い出写真工房:とにかく格安でできる!/発送などの手間がいる
自分で行う場合:一度買えばいい。こだわれる/手間とソフトの知識がいる

フィルムを始めたくても、データ化で不安に思う人もいるかもしれません。方法を知って、少しでもすっきりしていただけたら嬉しいです。