今回は、フィルム一眼レフカメラ『PENTAX MX』を持って、猿島に行ってきた様子を書きたいと思います。
やはり、旅に持っていくカメラは小さいに限りますね!
Contents
『PENTAX MX』はフィルム一眼レフなのにコンパクトクラスの小ささ!
まずは、今回持って行ったカメラ『PENTAX MX』について。これは、小さいフィルム一眼レフを探している人には一番おすすめなカメラです!
ここのところ、コンパクトフィルムカメラに熱中していて、持ち運びに便利で旅行にも最適なのですが唯一の悩みが「ボケない!」ということ。
どうしても、コンパクトのためにレンズが小さくなってしまい、F2.8くらいが多いです。
OLYMPUS 35DC(レビューはこちら)が持ってる中では唯一F1.7と大口径なのですが、AE機(露出がオート)でちょっと物足りない…。
PENTAX MXがあったじゃないか!
ということで、以前に購入したPENTAX MXに再び白羽の矢が立ったというわけでした。(実は、以前買ったのはシャッター幕汚れ?か何かで写りにやや難があったので、2台目買いました・・・)
猿島の魅力と行き方
猿島は、横須賀からほど近い無人島で、現在は公園として整備されています。
猿島は幕末にはお台場が築造、明治時代には要塞が作られていて、その史跡を現在も見ることができます。第二次世界大戦後はアメリカに接収されたり、のちに国の管理になったりして、紆余曲折あって1995年からは横須賀市が管理しているようです。
Wikipediaにもありますが、『天空の城ラピュタ』を彷彿とさせる風景です。
猿島公園入園料として200円支払ったのですが、これは2015年からとのこと。スマホとSNSの普及で入園者がそれだけ増えてるようですね。
猿島への行き方
猿島へは、横須賀三笠桟橋からフェリーが出ています。
軍艦みかさのある「三笠公園」のほど近くです。私たちは三笠中央駅から歩いて行きました。15分くらいかと思います。
入園料もフェリーのチケット売り場で払います。
猿島の魅力1:関東からほど近くで、秘境体験ができる!
猿島の自然は、昔、アンコールワットのタプロームに行ったのを思い出しました。タプロームはまさに『天空の城ラピュタ』のモデルの一つと言われており、日本でこんな体験ができるとは思いませんでした。
猿島の魅力2:海ポートレートができる!
私たちは3月の暖かい日、春1日目みたいな陽気のときに猿島に行ったのですが、それほどの人ではありませんでした。
(フェリーを見るとなかなか人多そうに見えますが…)
そのため、海を背景にしたポートレートには最適です。
実際、秘境や戦争の遺跡を見ないで、海岸でポートレートをずっとしてる方もいました。
15時以降で、光が射す時間帯は、本当に綺麗に写ると思います。
そして、江ノ島などの海岸より人が少ないのでおすすめです!
コンパクトなフィルム一眼『PENTAX MX』を持って猿島へ
ボディの『PENTAX MX』は以前にこちらでもレビューとか、選んだ理由を書いてますので、良かったら合わせてご覧ください。
≫ PENTAX MX – フルサイズの写りが見たくてフィルム一眼レフという選択。
レンズはPENTAX-M 1.4/50
オールドレンズですが、PENTAX MXの純正レンズですね。私が持っているいちばん明るいレンズで、いつもはブツ撮りメインに使ってます(レビューはこちら)
フィルムはkodak gold 100(廃盤フィルム)で、今回初めて使いました。
フィルム一眼レフPENTAX MXで撮影、横須賀の海軍カレー
横須賀中央駅に着くと、アメリカ海軍の町だったということで、こんな銅像がありました。
14時ころ着いたんだったかな。まずは腹ごしらえ。横須賀といえば、「海軍カレー」ということでカレー屋を探しました。
「ベンガル」に入店。カウンターだけの、15名ほどしか入れないお店。インド系の看板ですが、中では純日本人のおばさまたちがやってました。「エビとチキンのカレー」をいただきました。かなりおいしかったです!
カレー屋店内ではPENTAX-M 1.4/50レンズが活躍。F1.4なので、薄暗い店内でもばっちり写りました!このレンズは最低撮影距離が45cmなので使い勝手がいいです!レンジファインダーのコンパクトフィルムカメラでは、こうは寄れないんですよね。
カレー屋「ベンガル」の地図
地図で知りましたが、正確には「カリーすなっく ベンガル」なんですね。納得です笑。横須賀のカレー店はこのあたりに3,4店舗密集していて、ココ壱もありました。横須賀仕様のようでしたよ。
フィルム一眼レフPENTAX MXで撮影、フェリーで猿島へ
フェリー乗り場の三笠桟橋は三笠公園の脇です。軍艦みかさが目印です。チケットはフェリー出航15分前くらいかな?でないと買えなかったので、それまで公園をぶらぶらしてました。
私たちの行ったのは行きの最終便だったで、人は少ないかなと予想してたのですが、出航前にはそれなりの人数になってました。帰りの最終は17:00でした。
フェリーが猿島に到着するところ。フェリーに乗っている時間は約10分程度ですので、船酔いがひどい人でもそこまで心配ないとは思いますが。
奥に、桟橋に帰る人たちが待っているのが見えるでしょうか?けっこういますね。あと、猿島にサルはいないんですよね。知りませんでした。
猿島は「猿島公園」になっているので、ほんと整備されています。これもベンチがあったところから。
猿島要塞の史跡ですね。こんなところが東京からほど近くにあったなんて。
大口径レンズはボケるのがうれしいですね。そして、久しぶりの一眼レフですが、ファインダーが見やすい!
コンパクトフィルムカメラ賛美からの、揺り戻しがひどいな・・・。
というわけで、フィルムはここで終わってしまったので、下ではデジタル撮影した猿島の様子をお届けします。
猿島をPENTAX K-7デジタル写真で紹介
ここからはデジタル写真になります。
ボディはPENTAX K-7、レンズはオールドレンズのPENTAX-M 1.7/50と1.4/50です(途中でフィルム一眼のPENTAX MXから取り外して)。デジタルになってもマウントが変わっていないPENTAXはつくづく最高だなと思います。
赤レンガで作られたトンネルです。
さすがにぶれました。
上の木はガジュマルでしょうか?下は見ない感じの木の実。南国の島に来たような気分です。
東京にいると、原生林と思われる木々が見れるのは神社くらいなので、こういう自然も新鮮です。
防衛拠点のあとというのを感じます。
史跡を木の根が侵食してる感じはまさに『ラピュタ』の世界といった感じでした。
これはいつの時代のものでしょうか。中には入ってはいけないようになってました。
猿島には、到着してから最終便の17:00までの約1時間の滞在だったのですが、公園を散策するだけなら、それで十分楽しめました。熱中して撮影を始めてしまうと、何時間でもいれる場所でもあると思います。
おわりに
今回はコンパクトなフィルム一眼レフカメラ『PENTAX MX』を持って、横須賀から猿島に行ってきた様子をお伝えしました。
PENTAX MXに関しては、久しぶりの一眼レフで、「一眼レフ、使いやすい!」というのを思い出しました笑。原点回帰してますね笑。そして、旅に持っていくカメラは小さいに限りますね!これはコンパクトフィルムがいいのと同じ理由ですが。
猿島は、東京から気軽に行ける島があったという楽しさがありましたよ。そういえば、80年代にはナンパ島と呼ばれた「新島」に若者たちは行っていたんですよね。猿島どころの距離ではないので、その行動力ってすごいなとふと思ってしまいました。
カメラ選びとか、撮影スポットの参考になりましたら幸いです。