Vivitar Ultra Wide&Slimの使い方。超広角のトイカメラ!周辺減光がおもしろい!

Hiron
こんにちは、フィルムカメラ沼のHironです。(Twitter / Youtube)

今回は、トイカメラVivitar Ultra Wide&Slimの使い方を紹介します。

このトイカメラは、クロスプロセス(クロス現像)に興味を持ってググっていたところ、トイカメラマン雨樹一期さんが使用されていて購入を決めました。22mmという超広角レンズは魅力ですね!

Vivitar Ultra Wide&Slimの特徴は・・・

Vivitar Ultra Wide&Slimの特徴

電池なしで使えるトイカメラ
22mmの超広角レンズ
価格も安い
裏蓋を開けるのにちょっとコツが要る

といった感じです。では、使い方を詳しく紹介します。

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Vivitar Ultra Wide&Slimとは

Vivitar Ultra Wide&Slim (by Wikipedia)

Vivitar社のトイカメラです。販売時期がちょっとよくわからないのですが、まだ新しそうなので2000年代のものかもしれません。ギズモショップや、ヴィレッジヴァンガードで売っていたようです。すでに廃盤のようですが、Amazonでも手に入りますし、ネットの中古市場でも1000円~2500円とお手頃に出回ってます。

私の購入したものは、SuperHeads.Tokyoというところとコラボしてるもののようです。いろんなカラーのコラボモデルが多く流通してますね。

≫ Vivitar Ultra Wide&Slim(Wikipedia)

Vivitar社とは

このVivitar Ultra Wide&Slimで初めてVivitarという会社を知ったので、ちょっと調べてみました。まだ健在の会社なんですね。いわゆるデジタルガジェットや、デジタルトイなどを販売していて、なかなか魅力的な会社です。

1938年にアメリカ・カリフォルニア州サンタモニカで設立されて、もともとはドイツからのカメラレンズ輸入販売をしていました。
Vivitarブランドは1960年からで、1971年には独自のレンズを販売、1985年には一眼レフカメラを販売。
2010年以降、モバイルアクセサリーの販売にも進出。

アメリカのカメラレンズメーカーなんて珍しいなと思いましたが、やはり元はドイツなんですね~。下記のVivitar公式サイトからの情報です。

≫ Vivitar.com(about us)

Vivitar Ultra Wide&Slimの使い方

Vivitar Ultra Wide&Slimのスペックは、

22mm広角レンズ
絞りF11、シャッター速度1/125の固定
撮影距離1.5m~無限遠のパンフォーカス

ボディの材質はプラスチックでとても軽いです。想像を超えて軽いですよ。きれいにコーティングがしてあるので、ブリキっぽく感じます。

フィルムの装填

裏蓋の開け方がちょっとコツが要って、画像のようにスライダーを下にカチッと止まるまで引き下げます。これに気づかないとなかなか開きません!

すると、ロックが解除されるので、あとは隙間に爪を入れて開けます。もう少し開けやすくできなかったかなと思いますね・・・笑

フィルムの入れ方は通常通りかと思います。

蓋を閉めたら、左下のフィルム巻き上げギアを回して、フィルムをチャージします。カチッと止まるまで回します。

フィルムがチャージ出来たら、シャッターボタンを押すだけです。フィルム枚数が上に出ています。

ファインダーはかなり明るくて見やすいです。とくになんの表示もないです。

フィルムの巻き取り

裏側の写真を撮り忘れました・・・

巻き上げギアの下にあるボタンを押したら、右下にある巻き取りレバーを回します。

Vivitar Ultra Wide&Slimの作例

使ったフィルム:FUJICHROME Provia 400F

Vivitar Ultra Wide&Slimは、クロスプロセス(クロス現像)をしたくて購入したトイカメラなので、ポジフィルムを使いました。使用したのは、もう廃盤になってしまったFUJICHROME Provia 400F(2006年期限切れフィルム)です。ネットの作例を見てこちらが良さそうだったので。

≫ クロスプロセスのやり方はこちらの記事を参考にしてください。

クロスプロセス(クロス現像)撮影

トイカメラで観覧車を多くとられている雨樹一期さんの影響もあって、初めて葛西臨海公園に行ってきました。

期限切れのProvia 400Fでしたが、ちゃんと写ってました。インスタでよく見る観覧車はここにあったんですね。

22mmの超広角なので、観覧車も近くから収まりますよ。周辺減光がLOMO LC-Aぽいですね。

友人が夕日の時間帯を狙いたいということで、行ったのですが、西日が差し込むのは一瞬ですね。フォトグラファーの忍耐強さをひしひしと感じるこのごろです。

逆行ではギザギザのフレアが出ました。Industar 50-2みたいかな。

最短撮影距離1.5mということで、近くのものも写してみたんですが、ちょっと寄りすぎましたね。

東京でこんな広々とした場所は貴重ですね。

あっという間に日は沈んでしまいました。

夜は観覧車がライトアップされてました。なんとか写ってました。

クロスプロセスの写りとしては、案外普通に写真になってしまいましたね。Velvia 50がものすごくグリーンに出たのとはだいぶ違って。クロス現像は、『なら写真倶楽部』(楽天店)にお願いしました。店舗に比べて安いのでありがたいです。

RECOMMEND デジタルでフィルムを再現するならAdobe Lightroom

おわりに

Vivitar Ultra Wide&Slimは偶然知ったトイカメラでしたが、22mmという超広角レンズは魅力ですね。ほかにはなかなかないので別のシチュエーションでも使ってみたいと思いました。

LOMO LC-Aは性能も良い分なかなか高価ですが、こちらは安く手に入りますので、価格でトイカメラに悩んでる人はこちらもぜひですね。LOMO LC-A同様のトンネル効果が安価に楽しめますよ!

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