今回は、おすすめのトイカメラをまとめましたので紹介します。
ロモやホルガ、ダイアナから、人気急上昇中のスプロケットまで。実際にトイカメラで撮影した作例付きです。
Lomographyを筆頭にまだまだ根強い人気のトイカメラ。ネットで比較的安く買えるので、フィルムカメラデビューにもおすすめですよ。
あまり難しく考えないで、晴れた日中に撮影してみればだいたい写っていますので。ぜひ挑戦してみてください!使い方のリンクもあります。
では、35mmフィルム、120フィルム別に紹介していきます!
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35mmフィルムのおすすめ人気トイカメラ
まずは、一般的なフィルムの35mmフィルムで使えるトイカメラから。
LOMO LC-A / LC-A+ – トイカメラの王道!
フィルム | 35mmフィルム |
---|---|
シャッター速度 | オート |
絞り | オート |
フォーカス | ゾーンフォーカス |
電池 | 必要(LR44/SR44×3本) |
特徴 | オートの精度もいい、キングオブトイカメラ |
トイカメラというと最初に思い浮かぶのがこのLOMO LC-A / LC-A+ではないでしょうか?キングオブトイカメラの呼び声も高い人気カメラです。
トイカメラと言われていますが、実際はこのリストの中て唯一オートで使える完成度の高いカメラです。外観も金属で安っぽさもありません。
失敗も少なく、周辺減光のあるトイカメラらしい写りを楽しめます。初心者にもおすすめです。
現行品はLOMO LC-A+で、ロシア製LOMO LC-AをオーストリアのLomographyが復刻しました(設立の発端となった)。
LOMO SMENA 8M – フルマニュアルで意外に良い写り!
フィルム | 35mmフィルム |
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シャッター速度 | マニュアル |
絞り | マニュアル |
フォーカス | ゾーンフォーカス |
電池 | 不要 |
特徴 | フルマニュアル、多重露光も可能 |
LOMO SMENA 8MはロシアのLOMOが1970年~1995年まで製造していたフィルムカメラです。もともとトイカメラの位置づけであったわけではないと思います。
全体がプラスチックの軽いカメラですが、レンズの写りの良さには定評があり、改造レンズとしてミラーレスカメラなどで使えるものも販売されています。
また、安く手に入りフルマニュアルで使えるので、カメラの仕組みを覚えるにもおすすめです。
特殊なフィルムで撮影したので、このような色で写るわけではないですよ笑
Vivitar Ultra Wide&Slim – 超広角レンズが面白い!まさにおもちゃカメラ。
フィルム | 35mmフィルム |
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シャッター速度 | 固定(1/125) |
絞り | 固定(F11) |
フォーカス | 固定(1.5m~無限遠) |
電池 | 不要 |
特徴 | 超広角レンズ |
Vivitar Ultra Wide&Slimは焦点距離22mmの超広角が楽しめるトイカメラです。周辺減光も面白いです。
フィルムカメラコレクターの女優・森川葵さんも所有していました。
かなり薄く軽いプラスチックで、フィルムを巻いたら、シャッターを押すだけです。こんな簡単な作りで光漏れもなく撮影できるのが不思議です。
露出が固定のため、あるていど明るい時間帯でしか使えません。
作例はポジフィルムのProvia 400Fをクロス現像しています。
≫ Vivitar Ultra Wide&Slimの使い方はこちら
≫ 森川葵さんのフィルムカメラコレクション
Lomography La Sardina – イワシの缶詰から飛び出すレンズ!
フィルム | 35mmフィルム |
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シャッター速度 | 1/100またはバルブ |
絞り | 固定(F8) |
フォーカス | ゾーンフォーカス |
電池 | 不要 |
特徴 | イワシの缶詰デザイン、超広角レンズ |
Lomography La Sardinaはイワシの缶詰を模したデザインが印象的です。表面のカラーはいろんなものが出ています。
また、先のVivitar同様に22mmの超広角レンズです。こちらはフォーカスがゾーンフォーカスで調節できます。
ポケットサイズで面白いカメラです。ストロボ付きのものも売っています。
作例はAgfa CT Precisa100でクロス現像したものです。
Lomography Sprocket Rocket – フィルムの穴まで写真に写せる変わり種!
フィルム | 35mmフィルム |
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シャッター速度 | 1/100またはバルブ |
絞り | 曇り、晴れの2パターン |
フォーカス | ゾーンフォーカス |
電池 | 不要 |
特徴 | フィルムの穴にまで写せる |
Lomography Sprocket Rocket(スプロケット ロケット)はフィルムの穴(スプロケット穴、パーフォレーション穴)にまで画が写せる独特なトイカメラです。
インスタで見たのがきっかけで使ってみたくなり購入しました。人気上昇中のおすすめトイカメラです!
現像はどこの写真屋でもやってくれると思いますが、フィルムの穴付きのデータ化はできるお店なのかの確認をしてみた方がよいです。
関東だとカメスズさんはやってくれるようでした。作例はインスタで見つけたNEWCOLORフィルムラボさんでお願いしました。
自身でデジタルディープする方法もあります。
iPhoneで手軽にデジタルデュープする方法もあります。「ホルガの使い方」の後半に書いてますの興味がありましたらご覧ください。
120フィルムのおすすめ人気トイカメラ(中判、ブローニーフィルム)
ここからは120フィルム(中判、ブローニーフィルム)で撮影するトイカメラです。四角い写真になります。
Lomography Diana+ – もやっとしたレトロな写りを楽しもう!
フィルム | 120フィルム |
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シャッター速度 | 1/60またはバルブ |
絞り | 曇り、半分曇り、晴れの3パターン |
フォーカス | ゾーンフォーカス |
電池 | 不要 |
特徴 | 光漏れ、ソフトな写り |
Lomography Diana+(ダイアナプラス)は120フィルムのトイカメラです。
かなりソフトフォーカスな写りでした。また、光漏れもなかなかです。
写真の外の枠が入ってしまっていますが、フィルム室のフィルムを受ける側のスプロールが柔らかいためにややたわんでしまっているためです。
トリミングした方がいいですね笑。光漏れも含め、こんな写りも楽しんでみてください。
現行品はストロボが付属しているDiana F+になります。
Holga120シリーズ – 人気のホルガ!トイカメラと侮るなかれ、良い写り!
フィルム | 120フィルム |
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シャッター速度 | 固定(1/100) |
絞り | 実質固定(F8) |
フォーカス | ゾーンフォーカス |
電池 | 不要 |
特徴 | 光漏れ、ゆがみのある写り |
Holga(ホルガ)120は香港生まれのトイカメラです。発売した1982年当時の中国は120フィルムの方が普及していたため、120フィルム専用カメラとして作られたようです。
作例は35mmフィルムを使って、『Sprocket Rocket』のようにフィルム穴まで写真が写るようにしています。
現像後に自身でデジタルディープしたものですが、Diana+と比べるとかなり写りは良いです。『Michael Kenna: Holga』というHolga120で撮影された写真集もあるほどです。
シリーズで微妙な違いがあるのですが、Holga120GCFNなら全部込みのような感じです。詳しくは下記「使い方」を見てみてください。
おすすめ人気トイカメラ7選 – おわりに
というわけで、今回はおすすめのトイカメラを紹介しました(私が買ったトイカメラという感じですが・・・笑)
トイカメラはフィルムカメラの中でも比較的安く買えますので、フィルムカメラデビューにもおすすめです。周辺減光、超広角、フィルム穴まで撮影できるもの、120フィルムと特徴がさまざまありますので、選ぶ楽しみもあると思います。
私はHolga120をもう少し使い込んでみたいと思っています。参考になりましたら幸いです。
紹介したトイカメラ一覧
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