今回は、インスタなどで再注目を集めている写真に「日付」のつけられるフィルムカメラをまとめました。
日付のつけられるフィルムカメラの選び方を要約をすると・・・
- 電子式のコンパクトフィルムカメラを買えば多くのものについている
- 格安ならズームタイプのコンパクトフィルムカメラを選ぶべし
- 買ううえで失敗しないための注意点もあります
になります。では順を追ってご紹介します。
動画でも紹介しています。
ブログ記事とほぼ同じ内容にないりますが、動画でも紹介・解説しています。よかったら合わせてご覧ください。
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ここで選べないという方は『フィルムカメラ診断』もありますのでご利用ください。自動であなたにぴったりのカメラを診断しますよ。
フィルム写真に「日付」がつけられる「デート機能」
フィルムカメラで撮影した写真に「日付」をつけられる機能を「デート機能」と言います。インスタを見ていると、右下にオレンジ色で日付の入った写真がけっこうありますね。レトロさがうけてるのかなと思います。
このデート機能、今回調べてみたところ、1981年にエプソンが実用化したもののようですね。カメラメーカーのほとんどが採用し、ピーク時には95%のシェアを誇っていたとのこと。すごいですね。詳しくは下のリンクを見てみてください。
≫ エプソンの歩み – 1981年8月カメラ用日付写し込みデートモジュール
スマホアプリもある。
写真に日付をつけられるスマホアプリもあって、これを使えばお手軽ですね。ちょっとしたフィルム気分、昭和気分を味わえます。
iPhoneアプリで有名なところだと、CALLA、Kamon、Hujiあたりでしょうか。(私はHujiを入れてますが、既存の写真に日付を入れる機能は有料オプションでした。迷うところ・・・)
電子式コンパクトフィルムカメラを買えばだいたい日付はつく
エプソンの説明にもあるように「デート機能」は当時ほとんどのカメラメーカーが採用していました。なので、1980年代後半以降の電子的なコンパクトフィルムカメラを買えばだいたいデート機能があり日付をつけられます。というわけで、コンパクトフィルムカメラを選ぶのがおすすめです。
※注意点1:購入前に必ず裏蓋に日付(デート機能)の液晶があるかを確認してください。当時あたりまえの機能だったようで、ありなしの記載があまりないです。
※注意点2:日付用のボタン電池の交換は簡単か、もしくは、交換済みかを必ず確認してください。
ここでは、高級機を除く日付のつくおすすめコンパクトフィルムカメラをご紹介します。(高級機を含めたおすすめコンパクトフィルムカメラ一覧はこちらのページを参考にしてください)
Canon Autoboyシリーズ
Canon Autoboyはシリーズで数多くの種類がありますので購入の際にはちゃんとデート機能(日付)があるかを確認してみてください。「年月」と漢字で入るのが変わってますね。「I love you」なんかも入れられるようでした。
Olympus mju/mju ii
Olympus mju / mju iiも日付の付けられるコンパクトフィルムカメラです。人気でインスタでの作例も多く、おすすめコンパクトフィルムカメラの記事でも紹介しています。
Konica BIG miniシリーズ
Konica BIG miniも人気のシリーズです。私物ではKonica BIG mini BM-301を持っています。電子制御のコンパクトフィルムカメラでありがちのようですが、毎回フラッシュがオートになってしまいます笑。こちらもおすすめコンパクトフィルムカメラの記事で紹介しています。
また、Konica BIG mini Fは元乃木坂46の西野七瀬さんが所有してたことでも有名で、アイドル愛用のフィルムカメラでも紹介しています。
Kyocera Slim T/T Proof
Kyocera Slim T/ T Proofはカールツァイスレンズが使われているために人気です。ズームタイプはふつう安いのですが、T Zoomは高いです。海外モデルはYashica T4 / T5で販売されており、インスタではこちらの方が多いです。
Konica EFJ auto date
Konica EFJ auto dateは日付がつくことも含めて個人的に大好きなコンパクトフィルムカメラなので紹介しました。難点としてはボタン電池の交換はなかなか大変だったので、購入の場合は電池交換済みかの確認をした方がいいです。交換の様子は使い方の記事をご覧ください→
格安で「日付」をつけたければズームタイプのカメラを選ぶべし!
「おすすめコンパクトフィルムまとめ」で書いたことと重複してしまいますが、格安で「日付」のつくデート機能のあるフィルムカメラを試したければ、ズームタイプを買うのが得策です。
私も上の写真のオリンパスのズームフィルムカメラを持っている(≫ 詳細・使い方の記事はこちら)のですが、これはオールドレンズのオマケで付いてきました笑。また、カメラ店でガラスケースに入っているのに500円というものを見たことがあります(ジャンクではなくて!)。
各メーカー大量にズームタイプのコンパクトフィルムカメラを出してますので、ぜひ探してみてください。好きなメーカーとか出会いで買っていいと思います。
※注意点3:APSフィルム用のカメラを買わないように注意してください。35mmフィルム、または、135サイズフィルムと書いているものを選んでください。
フィルム一眼レフカメラで「日付」をつけるにはデータバック
フィルム一眼レフカメラでも「日付」をつけることができます。もともとデート機能のついているカメラもありますが、無い場合には「データバック」と言うデート機能の付いた裏蓋に取り換えることで可能です。
写真は私物のCONTAX 137MA Quartzで撮影したもので、データバックで日付を入れています。中古で購入した時点でデータバックになっていました。おそらく前所有者が取り換えたのかなと思います。
おわりに – 日付がつくかのチェックを忘れずに!
今回は日付のつく(デート機能)おすすめフィルムカメラを紹介しました。おすすめはコンパクトフィルムカメラで、格安で手に入れるならズームタイプがおすすめという結論です。
購入の際には、注意点を確認して、失敗のないようにしてください。下記の通りです!
- 裏蓋にデート機能の液晶があるかをチェック
- 電池交換が簡単か、または、交換済みかチェック
- APSフィルム用を選ばないように(35ミリまたは135を選ぶ)
また、日付のつくコンパクトフィルムカメラはタレントの石井正則さんも推していて、「駄カメラ大百科」という本まで出されています。こちらの本ではあまり有名ではない投げ売られているカメラもたくさん紹介されていますので、カメラ選びの参考におすすめですよ。他人とは違うカメラの価値に気づけます。
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