シリア旅行記ダマスカス:賑やかなダマスカス。大盛況のアイス屋さん。シリアの銭湯ハンマームとは??

大学生時代のバックパッカー旅行記です。トルコ→シリア→レバノン→ヨルダン→イスラエル→パレスチナ→エジプトの順に7か国を周っています。


Hiron
こんにちは、元バックパッカーのHiron です。(Twitter / Youtube)

前回はパルミラ遺跡からダマスカスまでのバスでのことでした。今回は首都ダマスカス観光です。

写真:2003.8.19撮影、ダマスカスのハンマーム。

シリア旅行記ダマスカス:ロンリープラネットと地球の歩き方

マルジェ広場に着いて宿を探さなくてはいけない。
バックパッカーをしたことがあれば分かることだけど、移動してその町に付いたら、まずは宿探し。
そこで荷物を降ろして、散策、観光という順になる。

まずは、バス移動のときにフランス人に教えてもらった宿を覗いた。
シングルが空いてなくて、ドミトリーになってるルーフを見せてもらったが、旅行者があまり泊まっていないようで、できれば人と会いたいと思いやめた。
ここは彼女の『ロンリープラネット』に乗っていた宿だった。

結局、『地球の歩き方』に乗っている宿にした。それはすぐ裏にあって、なかなか設備が良さそうところだった。ドミトリーにいた韓国人に挨拶をされ、
「昨日ここで結婚パーティーがあったんだ」
と話してくれた。

シリア旅行記ダマスカス:旧市街を歩く。大盛況のアイス屋さん。

旧市街はさすが首都と言うだけあってたくさんの人が歩いていた。

ただ、日本と違ってなんとなく町のうるささのようなものがない印象。
ひっきりなしにBGMがかかっていたりしないのかもしれない。
町の「電子音」も、外国人旅行者からすると「日本的」だと感じるというのを聞いたことがある。
そういうものがないからだっただろうか・・・。

アイスは人気で、食べながら歩いている人をよく見た。
写真のアイス屋は大盛況だった。女性と子供がたくさん出入りしていた。
僕もそこで買って食べてみたいと思ったが、勇気がなかった。
別の、買いやすいお店の方のにした・・・。

シリア旅行記ダマスカス:日本人みんなと再会

宿に戻ろうと通りに入ると、近くの食堂で食べてる日本人たちがいた。

そこに、見た顔が・・・

アレッポで一緒だった早稲田大のIくん!

一緒にいたのは夫婦でバックパッカーをしているという人たち。
みんな同じ宿だった。

彼はゴラン高原に行って来たという。なかなか簡単には入れないところらしい。申請がいるとか??

しばらくすると、他の日本人に連れて来られるように現れたマツイ!!

何日連続か・・・。また会った笑

彼はまったく別の方で宿探しをしていて、困っているところに、日本人と出会って案内してもらったとのこと。

他にも、トルコのアンタキヤまでのバスでジョジョの話をした上智大生もいたり。
全員集合と言う感じ。

なんかひとりで寂しいと思っていたのもつかの間、9人も日本人が集まってしまった笑。

シリア旅行記ダマスカス:銭湯ハンマーム?

夕食後、Iくんと夫婦のだんなの方とでハンマームというシリアの銭湯のようなところがあって行くという。
面白そうだから、ついていくことにした。

「トルコ式」

みたいな説明にそそられてしまった。
その昔ソープランドのことをトルコ風呂なんて言っていたらしいから、もしかして・・・・?
なんて。
知識のない多感な大学生だったのだ笑

ハンマームは旧市街にあった。

ハンマームの図(blog.world-runner.net)

中は、蒸気で真っ白になっていて、蒸し風呂のような感じ。
何かハーブを焚いているようで、そういう香りが充満していた。

熱い石に水をかけて蒸気を発生させると、それを大きなうちわでかき回す人もいた。

あかすりもやってくれる人がいて、かなり痛そうに見えたが、実際やってもらうとそうでもなかった。

日本の銭湯と違ってだいぶ騒がしい笑

ひとりを取り囲んで、何かお祭りの掛け声のように、

「ハレハレハレハレ・・・」

と儀式のようなことをやってる一団もいた。
楽しそうだったのでまぜてもらった笑

そうそう、アレッポのところで「アレッポ石鹸はどんなものだろう?」と書いていたが、ここにあって使ったようだ。
食べ物の香りがしたと書いてある
調べてみると、オリーブオイルでできた石鹸らしい。

あと、もちろんハンマームにいるのは全員男たち笑
女風呂みたいのもあったのかな?

写真はハンマームを出たあとのシリア男たち。
仲良さそう。

貴重品を落とす・・・

貴重品はロッカーがあったのだが、帰り道で、ふと腰に巻く貴重品袋をしていないことに気付いた。
カメラなどに気を取られて、どこかに置き忘れたような気がして、すぐにハンマームに戻った。

すると受付に届いていた。
パスポートが入っていたのだ。助かった・・・。

拾ってくれた人もいて、礼が言えた。
シリアは危険どころか、貴重品も戻ってくるほど安心できる国だった。

シリア旅行記ダマスカス:今後の予定・・・

夜は集まった大学生たちと今後の予定を話した。

マツイはここで出会った人とアンマンから「死海」に行くと言っていた。
死海とはあの、浮き輪がなくても浮く死海。
それがヨルダンにあるのだ。
僕ものちに行ってみたいが、だれか一緒に行く人がいるといいなと思った。

修学旅行の夜のような気分だったかもしれない。
ダマスカスもほかの町と同様に1泊だけで移動したのだけど、なんとなく長くいたような印象がある。

僕は明日レバノンに行く。
そのあとまたダマスカスに寄ることになるのだけど・・・。

次回は、48時間のレバノン滞在です。長い1日でした・・・。

つづく。