前回はトルコ・シリンジェ村観光の話でした。今回は夜に宿のあるクシャダスに戻ってきての出来事です。
写真:2003.08.09撮影、クシャダスの港
トルコ旅行記:クシャダスの夜のにぎわい
夜に戻ったクシャダスは、人が多くてにぎやかで、まるで別の町に来てしまったようだった。来たときは穴場の港町に思えたのだが、夜はタイのビーチを彷彿とさせた。
にぎわいは外国人というより、トルコ国内の観光客に見えた。家族連れも多く、子供たちも遊びまわっていた。
日本で言うと「熱海」みたいな感じだろうか?だいぶおしゃれに見えるからちょっと違うかな・・・。
トルコ旅行記:フレンドリーな若者とコミュニケーションのこと
夕食を買おうとぶらぶらしていると、朝に道を教えてくれたかばん屋の若者たちと会う。
日本人が珍しいのか、見世物のように友達が集まってきてしまった。彼らはとてもフレンドリーで、街角でずっと話に付き合うことになった。僕は終始、苦笑いだったと思う。
このころの自分はとにかくコミュニケーション下手で、他人と何を話していいか分からなかった。言葉が違うから、それを通じ合わせるやりとりだけでも時間は保つのだが、慣れてくるとやっぱり「話題」というものが必要だと気付く。
若者の興味はサッカーで、スポーツに疎い僕は、なにやら彼らが好きなスーパースターの話をただ聞いていた。また、日本のことを聞かれたり、イスラム教の話をしてくれたりした。ただ陽気に見えた彼らも、宗教の話になると真剣になった。
ホステルに戻ったのは深夜12時だった。
トルコ旅行記:ドミトリーのドイツ人、ステファン
夜、外に出る前、ドミトリーに僕以外の客がやって来た。彼はステファンという24歳のドイツ人の大学生だった。
彼はギリシャのある島から、ボートでこの港町にやって来たという。今になって地図を見て、ギリシャがトルコとこんなに近いことを知った。
24歳なのにまだ大学生なのは、ドイツでは高校卒業後の大学へ入る前に、軍隊かシルバーサービスかを選んで従事しなければいけないらしい。韓国人に兵役があるのもバックパッカーに出て韓国人と話すまでは知らなかった。他国のルールは知らないことばかり。あれから10数年たった今も、そういう知識は大して変わっていないけど・・・。
次回は、観光地絵フェストかカシュに行く予定を立ててたものの・・・。という話です。
つづく。