前回は結果的にトルコの観光地「エフェソス遺跡」に入らなかったという話でした笑。
今回の話はもしかしたら女性はあまり読まない方がいいかもしれないトルコの話です。知ってる人は知ってることだけど、知らない人は知らないままの方がいいかも・・・。
写真:2003.8.10、セルチュクの絨毯屋のテラスにて
トルコ旅行記:セルチュクにて。日本語を教えてくれないか?
18:00頃セルチュクの街に戻ってきて、夜行バスの時間まで暇をつぶそうと公園で本を読んでいた。すると、トルコ人の男性に声をかけられた。
「日本語を教えてくれないか?」
ということだった。彼は絨毯屋で、店に行って話すことになった。すぐにリンゴのチャイが出てきた。
絨毯を勧められることもなく、本当に日本語を知りたがった。女性を口説くための言葉ばかり…笑
聞くと、彼はいろんな国の観光客をナンパしては夜な夜な部屋に呼んでいると言う。それで、今はターゲットの日本人女性がいるらしい。
「カワイイ、キレイ、ステキ」
というようなベタな日本語から、彼が言いたい文句までいろいろ教えた。
トルコ旅行記:日本人の女性がやって来る
彼は時計を見てソワソワし出した。
「そろそろ彼女が来るんだ」
しばらくすると本当に日本人の女の子がやって来た。大学生の大人しそうな子だった。すでに取り巻きが2,3人いる。
彼もすぐに彼女の元へ行った。僕は外して、近くのインターネットカフェに行った。その出るタイミングだろうか、日本人の僕に気づいて、一言二言喋った。
「一人で旅してると危険なことってないですか?」
と聞かれた。僕は「ない」と答えて、聞き返すと、彼女も「ない」と言った。
トルコ旅行記:絨毯屋の兄弟に夕飯をごちそうになる
「ダメだった」
と絨毯屋の彼がやってきて、その代わりなのか、僕が夕飯に誘われた。二階のテラスでご飯を食べた。ワインまで出てきた。
夕飯は妹が作ったと言ったが、妹が出てくることはなかった。両親はいるのかな?兄弟妹の3人だけで暮らしているみたいに感じて、どこかアニメの設定みたいだなと思った。
僕に声をかけたのは弟の方なのだが、夕飯はお兄さんも来て3人で食べた。それで日本人女性の話になり、
「2日前、さっきの彼女と兄の3人でグループセックスをしたんだ」
と言った。僕はびっくりしてしまった。彼女が聞いてきた「危険なこと」とは、このことだったんじゃないだろうか…。
笑顔がとても素敵な兄弟だった。
トルコ旅行記:トルコ人が観光客をナンパする話
そのときの僕はそういう事情をよく知らなかったのだけど、トルコ人が観光客をナンパするのは有名な話らしい。
自国のイスラム教徒の女性は保守的で、また宗教的にも口説くなんてできないから、観光客の女性を狙うとか。
イエローキャブなんて言葉があったけど、日本人女性は軽いと思われてる節もありそう。
以前勤めていた会社の上司は、
「トルコはアジア人の女性が口説かれに行くところだよ」
とまで言っていた…。トルコに行けば日本人女性は誰でもモテると。そう見る人もいるので、女性だけでトルコに行くとか行ったとか、もしかしたらあまり日本では言わない方がいいかもしれない…。
知らんけど…
おすすめ本
≫ トルコで私も考えた―トルコ嫁入り編 (集英社文庫) – トルコ人男性と結婚した著者のエッセイです。
≫ トルコのもう一つの顔 (中公新書) – トルコに魅せられた著者によるトルコ文化を深く知れる一冊です。