前回はトルコ人男性が観光客をナンパしてるというちょっと夜の話でした。今回はアンタルヤで日本人バックパッカーたちと出会った話です。
写真:2003.08.11撮影、アンタルヤの時計塔
トルコ旅行記:アンタルヤ・日本人バックパッカーたちの集まる宿
朝8:00頃、アンタルヤのオトガルに到着。
ここで日本人大学生らしい旅行者がいたので声をかけた。バックパックではなくて、ボストンバッグという珍しいスタイル。
彼はひとり旅に浸りたかったタイプらしく、話しかけられたことに「やれやれ」顏でぶっきらぼうな態度だった。20歳くらいの男子の心は複雑なのだ…。
結局、同じホステルに行くことになった。
ガイドブックなどを当てにしていくと、バックパッカーが滞在する宿は限られてきて、良くも悪くも日本人バックパッカーばかりの宿というのができてしまう。
ここアンタルヤもそうだった。そこまで大きな町ではないからとくに。
そこには、4,5日前にイスタンブールで出会った日本人もいた。でも、すごい奇跡なんてことはなく、
「やっぱり被ったか?」
という反応だった。
宿だけではなく、日程やルートが近いとまた会うなんてことは意外とあるのだ…。
オーナーは日本語堪能だった。だから安心感があるというのもあった。ただ、すでに妙な日本人グループの感じができあがっていて、なんとなく居心地が悪かった。
トルコ旅行記:アンタルヤ・両替とスーパーマーケット
町にでて、まずOYAK BANKで両替をした。空港でのレートよりだいぶ良かった。場所によってレートはけっこう違う。
スーパーマーケットに行って食料を買う。移動中に食べるようにパンとジャムを買った。
イスタンブールはおじさんの町だと思ったが、ここアンタルヤは女性がたくさん働いている。銀行はほぼ女性だったし。イスタンブールが特別だったんだろうか…。
トルコ旅行記:アンタルヤ・バスチケット売り場にて
バスのチケット売り場に並んでいると、2人の男の子を連れたおばさんがいた。彼らの母親というよりは、たぶんおばあちゃん。
子供たちはこんな所に東洋人がいるのが珍しい様子。こっちを見てはケラケラ笑っていた。
そのうちに近寄ってきて、
「メルハバ」
と手を出してきたので、握手をした。おばあさんはこっちを見て歯を出して笑った。
お互いにバスチケットを買って帰るときには、おばあさんにがっちりと握手をされたあと、頭を撫でられて、頬まで触れられてびっくりした。まるで親戚のおばあちゃんのようだった。
自分は大人のつもりでも、あっちからしたら、子供がひとりで旅してるようにしか見えなかったのかもしれない。
ギョレメ行きのバス
実は、ここのホステルには宿泊しないで出ることにした。いい時間のバスがあったのと、日本人が多くて居心地が悪かったというのもあって。まあ、後者だろうか…笑
同じドミトリーにいた日本人に出ることにを伝えると、オトガルで一緒になったぶっきらぼうな彼は、
「嫌な態度とってわるかったな」
というようなことを言った。
ホステルを出て、ギョレメ行きのバスが来るのを待つ。乗り場が分からなくてキョロキョロしてると、近くにいたおじさんたちが声をかけてきて、
「ギョレメだろ?あっちだ」
と指差した。何も言ってないのに、観光客はギョレメに行くと決まってるらしい。その通りなんだけど。
ちなみに、ギョレメは『カッパドキア』があるところ。
つづく。