【旅行した中東の世界遺産10か所】おすすめポイント紹介。ペトラ、パルミラ、ダマスカスなど。

Hiron
こんにちは、旅行が大好きなHironと申します。(Twitter / Youtube)

私が訪れた中東の世界遺産5か国10か所をまとめました。中東とヨーロッパの境目であるトルコも含めてます。

中東の世界遺産の場所 – Google Map

旅行した中東の世界遺産をマップで見ると下のようになります。

中東の世界遺産10か所

【トルコ】イスタンブール歴史地域
【トルコ】エフェソス
【トルコ】ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群
【シリア】古都アレッポ
【シリア】パルミラの遺跡
【シリア】古都ダマスカス
【シリア】クラック・デ・シュヴァリエとサラディン城
【イスラエル・パレスチナ】エルサレムの旧市街とその城壁群
【イスラエル・パレスチナ】イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路
【ヨルダン】ペトラ

ユネスコのホームページを見て再認識しましたが、中東は世界遺産が多くある地域ですね。トルコはとくに多くて16カ所もありました。現在は渡航禁止地域になってしまっているシリアで4カ所も世界遺産を見れたことは、今思えば貴重な体験となりました。

≫ ユネスコ「世界遺産一覧」

中東の世界遺産に持って行ったカメラ

ここは「カメラ・レンズ」ブログでもあるので、世界遺産を訪れたときに持っていったカメラについて。やはり、広角までカバーできるものが便利ですね。

多くのカ所では、フィルム一眼レフカメラのNikon F80ボディに24-85mmレンズを付けて行きました。全景をとらえる広角と、スナップや人物を捉える中望遠までカバーできたのでズームレンズはかなり便利ですね。現在のデジタル一眼で24-70のレンズキットが近いでしょうか。Nikonのミラーレス一眼は発売されたばかりでかなりの値段になりますが。

イスラエル・パレスチナではコンパクトフィルムカメラのRicoh GR1vを携帯しました。旅行記に詳しく書きましたが、治安が不安定なため荷物を少なくすることを考えてのことです。コンパクトカメラも旅には必須ですね。こちらも28mmという広角レンズです。現在もデジタルでRicoh GRシリーズは健在ですね。

では、こんなフィルムカメラで撮影した中東の世界遺産をご紹介します!

トルコの世界遺産・おすすめポイント!

トルコは広い国土の上に、16カ所もの世界遺産があるので、観光で回るにはかなり考えるところですね。私は地中海岸を回るような観光コースにしました。内陸にある人気の世界遺産『パムッカレ』を見れなかったのは、ちょっと心残りです。

観光の仕方ですが、トルコはバスが充実していますので、バスを使っての移動がメインになります。夜行バスも多く、宿代を浮かせたい大学生やバックパッカーには助かりますよ。

イスタンブール歴史地域

イスタンブールは町全体が世界遺産です。見ての通り、素敵すぎる街並みですよね。ヨーロッパの文化とイスラムの文化が入り混じり、他に類を見ない街を作り上げています。ブルーモスク、アヤソフィアなど、見どころも数多くあります。ムスリム(イスラム教徒)の女性を見るのもほぼ初めてでした。

こちらの写真はガラタ塔から。イスタンブールの街を一望できるので、おすすめです。

水上の船で売っている有名なサバサンド。これもイスタンブールに行ったからには食べたいところですね(私は食べずに後悔・・・)。食で言えば、トルコは世界3大料理とも言われるだけあってすごくおいしかったです。ヨーグルトをソースのように使うのが新鮮でした。

エフェソス

エフェソスの遺跡(参考写真)

エフェソスの遺跡はセルチュクという街が拠点になります。私は時間があったので寄ろうと思ったのですが、安旅のはじめだったこともあり、入り口まで行ったものの入館料がけっこう高くて諦めるという・・・。後にあった日本人旅行者には「エフェソス遺跡はものすごく良かった」と聞き悔やまれます。旅の取捨選択は難しいところです。

こちらはエフェソス遺跡近くのシリンジェ村です。家々がかわいらしい絵本のような村です。今回のエフェソス遺跡付近の観光ではこちらがメインとなりました。

ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群

エセンテペというカッパドキアを一望できるところからの写真です。ここまではあまり行く人が少なくておすすめのスポットです。

カッパドキアはギョレメ村というところにあります。独特の岩のある風景がとても不思議ですね。この岩が住居や、教会になっていて、岩のホテルもあって泊まりました。体験としてはおすすめですが、注意もありますので旅行記を参考にしてください。

トルコ人の観光客も多く、珍しい日本人ということで、一緒に記念撮影をしたりもしましたよ^ ^

シリアの世界遺産・おすすめポイント!

※シリアは2018年現在渡航禁止区域になっています。

≫ 外務省・海外安全ホームページ

トルコもイスラム文化圏ですが、シリアではさらに色濃いイスラムの文化を感じることができます。石造りの世界は、日本とは文字通り異国ですよ。地震国の日本では成り立たない建築様式ですね。

古都アレッポ

アレッポはシリア北部にあり、トルコから入国して初めて滞在した街です。全体が世界遺産になっています。写真は「アレッポ城」に入るところです。

こちらはアレッポ城からアレッポの街を一望した写真です。上でも書いた通り、この石造りの世界!すごいです!

アレッポ城では、見学に来た学生たちに珍しがられて囲まれてしまいました・・・。人見知りのためなにもできませんでしたね。

こちらはアレッポのスーク(市場)での一幕です。海外旅行で買い物は楽しみの一つですね。

パルミラの遺跡

パルミラ遺跡は暑さの記憶ですね。中東の砂漠の世界に来たという印象でした。日中は日差しが強いので、観光時間は早朝か夕方以降のようです。また、私が訪れた8月は観光シーズンではなかったらしく、観光客も少なかったです。

古都ダマスカス

ダマスカスは昔からつづくアラブの都市という趣でした。にぎやかでした。写真のようなこちらも日本ではみないアーケードのモールが続きます。

モールの中でもひときわ人気のアイスクリーム屋さんです。女性客で大混雑でした!

こちらは「ハンマーム」というシリアの蒸し風呂です。ダマスカスでは同じような日本人旅行者たちとの出会いがあり、何人かでこのハンマームを体験しました。いわばサウナですね。熱風をかき回すいわゆるロウリュのようなものもありました。お経みたいなものを唱えながらのマッサージ?があったりと、日本のサウナとは違ったエンタテインメント空間でしたよ。ぜひ機会がありましたら体験してみてください。

クラック・デ・シュヴァリエとサラディン城

ホムスから乗り合いバスで訪れた「クラック・デ・シュヴァリエ」。人気観光スポットで内外観光客が訪れていました。下からもその巨大さが分かるほどでした。

広がる風景も古代の歴史映画のようでしたね。乗り合いバスがなかなか曲者でした笑

『クラック・デ・シュヴァリエ』関連の旅行記

絶景のクラック・デ・シュヴァリエ

イスラエル・パレスチナの世界遺産・おすすめポイント!

中東情勢のキーにもなっているイスラエル・パレスチナ。エルサレムは3代宗教の聖地ということもあり、信者ならずともいちどは目にしてみたい場所かと思います。

旅行記にも書きましたが、パスポートにイスラエルのスタンプがあると多くのアラブ諸国には入国できなくなってしまうので注意してください!

エルサレムの旧市街とその城壁群

中央に見えるのが『岩のドーム』です。観光客が入るには曜日や時間帯が決まっていて、私は入ることができませんでした。

当時はシリアよりも、イスラエル・パレスチナへの入国の方が迷いました。それくらい治安が不安定だと言われていました。
ただ、エルサレムはユダヤ教・キリスト教・イスラム教の聖地であり、治安の心配とはうらはらに各国から信者と思われる観光客が訪れていました。アジアだと韓国人が多くいたように感じました。またNHKクルーとも会ってしまいました笑

写真は嘆きの壁です。ユダヤ教徒がお祈りをする場所で、観光客は壁までは近づけません。ユダヤ教徒のあの格好も日本ではなかなか見かけませんね。

私はエルサレム旧市街城壁の中のホテルに滞在しました。世界遺産に泊まるなんて今思うと贅沢かもしれません。写真は早朝にエルサレムのホテルを経つときだと思います。

イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路

ベツレヘムにあるキリスト生誕教会です。私はその価値をよく理解しないまま訪れていました。世界遺産になるほどの教会だったとは!!知識不足なことに反省しています。

『イスラエル・パレスチナ』関連の旅行記

イスラエル・パレスチナに滞在した7日間

ヨルダンの世界遺産・おすすめポイント!

ヨルダンは中東の中では治安も比較的安定していて訪れ易い国だと思います。『ペトラ遺跡』は、本当におすすめです!!行ってみてこそわかる体感型の遺跡ですよ。

ヨルダンの首都アンマンには数日滞在しましたが、ペトラ以外にも、死海やネボ山など見どころが多いです。アンマンの街もシリアのアレッポのような全体が石造りで、訪れる価値がある場所ですよ。

ペトラ

ペトラの遺跡の何がおすすめかというと、その演出です!

渓谷をしばらく歩いていくと、突如現れるこの巨大な建造物!「エル・カズネ(宝物殿)」。ほんとうに驚くように現れますよ!!中にも入れるのですが、中に何があるかは行ってみてのお楽しみにしておきますね笑

ペトラというと上の宝物殿が有名ですが、巨大建築はこれだけではなくて、登ったところにある「エド・ディル」もすごいです!

こちらもまた演出が憎くて、あえて遠くからは見えるようになっておらず、突如現れるのです!なんて大きいんだ!と驚きますよ!

ペトラは町全体が残っている遺跡で、これらだけでなく、いろいろと散策できます。エド・ディルを上に回って登っていくとコロッセオがあったりします。ただ、その角度が急だったり、落ちらたやばいところもあって、高所恐怖症の私はひやひやでした・・・。エド・ディルの真上にもかつては観光できたようで写真を見ましたが、滑落者が出て危険なため行けないようになっていました。

おわりに

中東の世界遺産10か所

【トルコ】イスタンブール歴史地域
【トルコ】エフェソス
【トルコ】ギョレメ国立公園とカッパドキアの岩窟群
【シリア】古都アレッポ
【シリア】パルミラの遺跡
【シリア】古都ダマスカス
【シリア】クラック・デ・シュヴァリエとサラディン城
【イスラエル・パレスチナ】エルサレムの旧市街とその城壁群
【イスラエル・パレスチナ】イエス生誕の地:ベツレヘムの聖誕教会と巡礼路
【ヨルダン】ペトラ

今回は、私が実際に旅行で訪れた中東の世界遺産10か所を紹介しました。ランキングを付けてみようかと思ったのですが、それぞれに価値があってちょっとできませんでした。だからこその世界遺産なんですよね。観光の参考になりましたら幸いです。