前回はトルコ最後の観光地となったアンタキヤの海水浴場のことなどでした。今回はついにシリア入国です!
写真:2003.8.15撮影、トルコ出国
シリア旅行記:バスに乗り遅れる
マツイがアンタキヤの博物館に行きたいというので、僕は彼が見てくるまで近くで待っていた。
それから、昨日取っていたチケットのバスに乗るためにオトガルに向かう。
何か嫌な予感はしていた。
スタッフにチケットを見せると、
「9:00のバスじゃないか?もう行ったぞ」
と言われた。ほとんど分かっていたことだが、バスの遅れに期待していたような感じだった…。
結局、HASというチケットを取っていたバス会社の人がなんとかしてくれて、別のバスに乗せてもらえることになった。なんとかなって良かった。こういう融通は今の日本では通用するだろうか…。ダメなような気がする…。
まあ、とにかく助かった…。
シリア旅行記:シリア入国
だんだんと景色が変わって荒涼としたものになってくる。羊の群れが見えたりした。地平線も見えた。
バスの人がパスポートをまとめて出入国手続きを一括でやってくれる。バスで国境を越えるとそういうケースはよくある。
前にいた欧米人の旅行者カップルが、
「日本人って言ってるぞ。君たちだろ?」
と教えてくれて、パスポートを受け取った。
12:00シリア入国。
シリア旅行記:アレッポ行きに乗り換え
バスチケットは「アレッポ」行きのものを購入していたが、乗り遅れたことで「ダマスカス」行きのバスに相乗りさせてもらっていたらしい。
僕たちは途中で降りて、ミニバスに乗り換えた。人がたくさんできゅうくつ。急にアジア的なところに来た感じがする。旅をしてるという気分になる。
14:00アレッポ着。
クロックタワーを目印にしていたので、その場所を人に聞いて、予定の宿にたどり着いた。
ダブルの部屋は空いてなかったので、ルーフのドミトリーに泊まることになった。まるで工場を居抜きで宿にしたようなところで、そのルーフはちょっとワクワクする所だった。
シリア旅行記:今と当時と
シリア内戦とISの台頭で混乱のシリアとは裏腹に、当時はまったく危険という気配もなく、のらりくらりと入国したのだった。当然、シリアは戦地ではなかった。アレッポと言えば石鹸のイメージしかなかった。アレッポ石鹸をお土産にすると言ってる日本人旅行者がいたけど、いまだに使ったことがないなぁ・・・。どんなものなんだろう??
次回は、アレッポ観光の話です。学生たちに取り囲まれてしまいました!
つづく。