ウォーレンサックとドイツのこと。
2018年2月、Bell&Howell Super Comatと一緒に購入したレンズ。アメリカから届いたもので、状態も良く、外観はキラキラピカピカ!ほんと、生産国というのは良いものが残ってるんだなー。
Wikiを見ると、ウォーレンサックはアメリカの「総合映像機器メーカー」ということだけど、創業者のウォーレンサック兄弟はドイツ出身。兄のアンドリューはもともと「光学機器メーカー」のボシュロムに勤めていたとのこと。ボシュロムもアメリカのドイツ系移民の二人が創業と言うことで、オールドレンズ沼に足を突っ込んでからのドイツの存在感の大きさたるや・・・。なんでドイツはいろんなものを発明できたんだろう?その根源にちょっと興味が出て来てます。
このWollensakのレンズは写りに惹かれたというより、ヤフオクで見ていたら人気のようで欲しくなってしまった。前回のBell&Howellの方がオマケで買ってしまったという感じ。
16mmフィルムのシネレンズだけど、マイクロフォーサーズにつけてもほとんどケラレない。これは嬉しい。せっかく買ったNikon1だけど、使い勝手はLumix GF2の方がだんぜん良いので笑。(前の部分はフードになっていて、取り外せばまったくケラレないと後で知りました・・・)
吉祥寺にて Lumix GF2 + Wollensak Cine Raptar 1inch F1.9
2018年4月、なかなか使う機会のなかったWollensakを持って井の頭公園を散歩しました。
中心部分はほんと解像度が高いですね。発色も綺麗。イメージサークルは大きいけど、16mmフィルムでは実際に使われてなかった外側はぼわっと。
前ボケはおとなしめ。大口径レンズだと、消えてしまうほどボケたりするけど。コントラストが高いと言われてるけど、たしかに光と影のめりはりはいい感じ。
チャイのお茶屋さんが人気だったので一枚。ガラスに写った奥行きある景色がぐるぐる。
シネレンズはCCTVレンズも含めると4本目だけど、玉ボケと収差のぐるぐるはお家芸ですね~。もうだいぶ驚かなくなってしまいました笑
発色がどうかなと思って撮った売店のお菓子。ピントはダメですが・・・。色乗りがいいというのともちょっと違って、濃くでてる印象。
もうだいぶ葉が生い茂った桜の木。絞って撮ると全体的になかなか解像度高いです!
最後に逆光でフレア。ブルーに出ました。シネレンズはピカピカのが多いから、逆光だとふちが反射して写りこんでしまいますね。
Wollensak Cine Raptar 1inch F1.9は解像度が高くて写りも良く、シネレンズらしい玉ボケと収差もあって、なんというか入門レンズとしておすすめながら、この一本で満足してしまいそうなレンズでもありましたね~。Cマウントはこれ一本あればいいかなと思ったり・・・笑
でも、やっぱり使ってみたいキングオブシネレンズ・アンジェニュー!!
次回はシネレンズじゃないけど、アンジェニューレンズです!
つづく。