前回まではペンタックスKマウントのオールドレンズでしたが、ついにM42マウント突入です。
おそらくこのHelios 44-2 58mm F2、インスタで人気No1のオールドレンズではないでしょうか?
使ってみるとそれも納得で、ぐるぐるボケといういかにもオールドレンズらしい癖があるんです。しかもお値段も手ごろということもあり、私もM42マウントオールドレンズ入門にこのHelios 44-2 58mm F2を選びました。
動画でも解説しています。
動画でも解説しています。SONY αEマウントへの設置方法や動画作例もありますので、良かったら合わせてご覧ください。チャンネル登録もよろしくお願いします!
Helios 44-2 58mm F2 インスタで人気No1を調べて購入。
2017年5月購入。
Helios 44-2はインスタで「人気のオールドレンズはなんだろう?」という調査をしていて知ったレンズ。オールドレンズの中でインスタ人気No.1じゃないでしょうか?
そういう理由で私もM42マウントの入門にHelios 44-2を選びました。(ちなみに、1,2を競ってるのがTakumarです)
ネットでオールドレンズに詳しい人のブログとかを見てると「ebayで買った」というものが多い。そこでオールドレンズをやるからには「ebayに挑戦しなくては!」と初めて海外からの個人輸入に挑戦してみました。
というわけで、このHelios 44-2はウクライナから届きました。
ちなみに、2019年現在だと日本のAmazonで直接ロシアからの出品もありますね。マーケットに気づいたんでしょうか笑
余談、個人輸入するとカメラ類が安く買える話(副業などにも)
余談ですが、オールドレンズや海外製のフィルムは、個人輸入すると安く買えますよ。
難しいかと思うかもしれないですが、スマホだけで注文・海外からの追跡までできてしまうので簡単です。入金もPaypalが主流なので万が一にもすぐに返金してもらえますよ。
カメラ副業の定番ですので、改めてebayからの個人輸入の仕方も紹介したいと思います。
フィルム類を安く買えるアメリカのカメラショップ「B&H」から個人輸入する手順やカメラ副業について書いていますので、興味がありましたら読んでみてください。
Helios 44シリーズ購入は「A/M切換え」を要確認!
Heliosはロシアのレンズで、そのもとはCarl Zeiss Biotar 2/58のコピー。現在もシリーズが続いている。
様々なバリエーションがあって、M42以外にもKマウントのも見たり、シルバーのがあったりするようです。
購入のとき気を付けたいのはバージョンによる「マウント」と「AUTO/MANスイッチの有無」の違い。
初期のHelios 44はM39スクリューマウントなので変換が必要。
- Helios 44(M39マウント)
また、Helios 44M-4以降だと絞りを使うのに「ピン押し」が必要になります。ペンタックス用の「ピン押し対応のアダプター」が高いので、ペンタックスユーザーはHelios 44-2またはHelios 44Mを購入するのがおすすめです。
おすすめ
- Helios 44-2 (M42マウント)
- Helios 44M (M42マウント)
ネットで作例を見る限りでは、Heliosのバージョンによる写りの違いはそこまで気にしなくても良さそうです。どれもぐるぐるボケ出てるようでした。
Helios以外にもロシアレンズは多くがCarl Zeissのコピーで、ほんとに逐次対応してるくらいにぜんぶ揃ってる感じ。
Carl Zeissはレンズの祖なの!?という驚きがありました。
とくに「Carl Zeiss」の刻印を、PanasonicやSONYがカメラ売るためにドイツから借りたハンコくらいにしか思ってなかったから、歴史を知ると偉大さを知って反省・・・汗。ロシアンコピーで安く遊べるという恩恵を受けますね。
M42マウントオールドレンズに必要なマウントアダプター
Helios 44-2をPENTAXのデジタル一眼レフで使うには、M42-PKのマウントアダプターが必要です。M42マウントとPENTAX Kマウントはフランジバックが同じなので、薄いアダプターになります。
オールドレンズユーザーに多く選ばれているSONYのミラーレス機で使う場合は、M42-NEXのマウントアダプターを使います。こちらは厚みのあるものになります。
オールドレンズ定番機SONY α7シリーズ
Helios 44-2 58mm F2作例(ボディPENTAX K-7)
というわけで、買い方・選び方を紹介しましたが、つづいて作例を。
Helios 44-2でインスタで見たぐるぐるボケを出すのには、なかなかコツが要るようです。
ふつうにきれいなボケ。
ちょっとぐるぐるボケが出てますね。
背景との距離や、背景にどんなものがあるかもかなり影響しますね。
Helios 44-2 木漏れ日でぐるぐるの出方を調べてみる。
ぐるぐるボケの出方を実験的に撮影してみました。
分かったような分からないようなでしょうか・・・笑
ただ、点光源があると背景のボケはよく分かりますね。
Helios 44-2 58mm F2(ボディPENTAX K-7)東京競馬場にて
2017年6月に訪れた府中の東京競馬場にて。パドックを見るみなさん真剣です!
APS-Cサイズだと75mm相当のレンズになるから、ポートレートすると背景がボケていい感じ。群衆がぐるぐるボケる。
人物を際立たせるのによさそうです。背景によってはちょっとうるさいかな?
Helios44-2 58mm F2 フルサイズの写り。(ボディSONY α7ii)
追記です。2019年5月に、ついにフルサイズミラーレスのSONY α7iiを買ってしまいました!(最新はα7iii)
5月11日に三宝カメラさん×カメラはスズキさん主催の「フィルムさんぽ」企画に参加したのですが、サブ機として持って行ったのでフルサイズの写りの参考に。モデルは佐倉彩海さん(@ayami_s222)。詳しいフィルムさんぽのコースやポートレート撮影ポイントはこちらの記事をご覧ください!
APS-Cではクロップされていた外側までぐるぐるボケがでるので、よりHeliosの魅力が伝わるのではないでしょうか?
逆光だとフレアもかなり出ますね。ぐるぐるボケがよく言われるHeliosですが、ノスタルジックな写真にも使えそうです。
そして、SONY α7iiいいです!!オールドレンズにフルサイズ機は必須ですね!2年越しの笑
おわりに
今回は、インスタでNo1人気のオールドレンズだと思われるHelios44-2 58mm F2の紹介でした。
ぐるぐるで有名だけど、普段使いにも十分つかえる楽しいレンズでした。比較的安く買えるのでロシアレンズの最初の一本にいかがでしょうか?ぜひ、個人輸入にも挑戦してみてください。
つづく。
マウントアダプター
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