前回のInudustar-61につづいてebayで買ったオールレンズ、M42マウントのAuto Revuenon 28mm F2.8を紹介します。
2017年6月。ebayを覚えて広角レンズを探していたところで見つけたRevuenon。
とにかく安くて買うことに決めたのだけど、調べてみると何やら日本、富岡光学とのかかわりが??オールドレンズ沼にハマりかけたころの「富岡光学」の吸引力は半端じゃなかったです。
動画でも解説しています。
動画でも解説しています。ほぼブログと同じですが、主にドイツのRevuenonから日本製、富岡光学製へとつながる歴史を追うような内容になっています。ぜひご覧ください。チャンネル登録もぜひよろしくお願いします。
Auto Revuenon 28mm F2.8 REVUEは旧西ドイツの通販カタログ?
今回のオールドレンズAuto Revuenon 28mm F2.8は、Revuenonという聞いたことのなかったブランド名でした。
「Revue」はいくつかのネット情報によると、旧西ドイツのカタログ通販会社Quelleのカメラ部門のブランド。
生産委託(OEM)で商品供給を行っていたたので、自社生産はしていない。
委託元となったメーカーは、旧共産圏から日本、韓国まで幅広く、Pentacon Praktica、KMZ Zenit、Konica、Chinonなど多岐に。とくにRevuenon 55mm F1.4やF1.2は富岡光学製として人気があるようです。
F1.2なんて相当な価格だと思いますが・・・。
画像はネットで拾ってきた古い通販会社QUELLEでREVUEのカメラを売っている広告(たぶん)。このカメラについてるレンズをみると「JAPAN」の文字がありますね。
読み方は「レフエ」というのと「レビュ」というのを見ました。後者が有力かな?
Auto Revuenon 28mm F2.8 製造国はどこ?日本、富岡光学?
通販カタログREVUEが販売するレンズREVUENONは、どこが製造したものでもぜんぶREVUEの銘板にしてしまったようです笑
富岡光学製のものもあって、それには「TOMIOKA」の名も入ったWネームになっていたり。「TOMIOKA」のREVUENONは下記記事で紹介していますので合わせてご覧ください。
製造メーカーがどこかいろいろ調べて見ると、ENNAというドイツのレンズメーカーのものの説もありました。これもWネームだったりするけど入ってないからどうなんだろ。
個人的にはのちに手にしたcosinaの28mmに似てるなと思ったり・・・。
謎が多いですが、こうやって調べると面白くてそれがレンズ沼にさらに陥らせますね。
Revuenon 28mm F2.8 参考サイト
Revuenon 28mm F2.8の作例を探してみたところ日本語サイトだとマップカメラさんのくらいしか見つからなかった。でもφ49の別個体でした。
こちらの海外サイトのがたぶん私が購入したものと同じかなと。
Google翻訳して読んだら、こちらでも「製造国が分からない」ということが書かれてる笑。作例もいくつかあります。
M42マウントオールドレンズに必要なマウントアダプター
Auto Revuenon 28mm F2.8をPENTAXのデジタル一眼レフで使うには、M42-PKのマウントアダプターが必要です。M42マウントとPENTAX Kマウントはフランジバックが同じなので、薄いアダプターになります。
オールドレンズユーザーに多く選ばれているSONYのミラーレス機で使う場合は、M42-NEXのマウントアダプターを使います。こちらは厚みのあるものになります。
オールドレンズ定番機SONY α7シリーズ
Auto Revuenon 28mm F2.8 作例、東京競馬場にて。(ボディPENTAX K-7)
2017年6月半ばに行った東京競馬場にて、Revuenon 28mm F2.8で撮影しました。
外側が滲んだかんじになりますね。収差があるんでしょうね。
近い部分のピントはきりっとしていいですね。
ボケの滲み方が特徴あります。
初めての東京競馬場だったけど、大きな公園みたいなもので、ファミリーで過ごす休日にもいいね。こんな風に利用されてるとは思ってなかった。
抜けた先には芝生の広場があって、遊べるようになっていました。
おわりに
今回は、旧西ドイツの通販カタログREVUEが販売していたオールドレンズ、Auto Revuenon 28mm F2.8を紹介しました。
このレンズはちょっと試しただけで手放してしまいました。当時は広角28mmのオールドレンズをいろいろ試していた時期でもあって。作例少な目ですし、もうちょっと使ってみたかったレンズです。
製造国の謎も多いですので、誰かこの謎を解いて教えてください。珍しいと思うので、見つけたら買いですよ!
次回は、オールドレンズと言えばまずこれでしょ!なレンズSuper-Takumarです!
つづく。
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