CONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 (AEJ) – オールドレンズ沼最終回。T*コーティングの写り。

Hiron
こんにちは、オールドレンズ沼のHironです。(Twitter / Youtube)

オールドレンズ沼最終回は、CONTAX Carl Zeiss Planar 50mm F1.4 (AEJ)を紹介します。

有名で人気なので説明不要かもしれませんが、説明していきます。下記記事でも紹介しています。

≫ インスタグラムで人気のオールドレンズ6選

CONTAX Planar | 購入経緯、富岡光学熱。

2018年5月購入。
標準レンズの最高峰とも言われるPlanar 50mm F1.4、やっぱり試さずにはいられませんでした。王道は王道である理由がありました。

Yashinonから富岡光学熱がふつふつと再燃し、オールドレンズ沼にはまるきっかけになったのも富岡光学製のRikenon 50mm F2だったので、最後に同社が製造を請け負ったCONTAX Planarはふさわしいという思いもあり。オールドレンズ沼で言えば、個人的にはPO3-3Mが沼の底で、Planarで外のレンズ世界に戻れたなとも思ったり・・・。

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ヤシカ(京セラ)の日本製と、Carl Zeiss本国のドイツ製がありますが、ドイツ製であるこだわりがなければ日本は手に入りやすく恵まれてますね。ebayより安いですし、人気レンズなのでヤフオクやAmazonの中古市場でもやり取りが活発です。

CONTAX Planar | AEG/AEJと、MMG/MMJの違い。

CONTAX Carl Zeiss Planarには、AEG、AEJ、MMG、MMJという4つのタイプがあります。

最後の「G」と「J」の違いは、「made in Germany」と「made in Japan」の違い。

「AE」と「MM」は主には製造年の違いで分かれているようです。ヤシカ/CONTAXが発売された当初の1975年からのレンズが「AE」で、1985年ころからは「MM」になっているよう。

性能としてはMMでは「プログラムAE/シャッター速度優先AEに対応した」とのこと。見分け方としては、絞り値16のカラーが緑のものが「MM」、白いものが「AE」とのことです。私のは白なのでAEですね(かなり黄ばんでますが・・・)

もう一つの「AE」と「MM」の違いとしては、絞りの形が言われています。
初期のAEタイプは、絞りが上の写真のようにギザギザが出てしまいます。そのため、絞りの状態によってはきれいな丸ボケになりません。総じていえば、MMの方が性能が良いようです。中でも、MMGは玉数自体がすくないために高額になっているとのこと。

≫ Wikipedia「コンタックス」

CONTAX Planar | Carl Zeiss T*コーティングの魅力

私は、レンズの物撮りをPENTAX-M 1.4/50で行っています。このPlanarと同じ50mm F1.4で、ダブルガウス型(変形ダブルガウス型)というボケがきれいなタイプのレンズです。だとしたら、Carl Zeiss Planar 1.4/50もほとんど同じ写りなのでは?と思ってしまいますが、それでもCarl Zeiss レンズを試さずにはいられないのはT*コーティングの魅力だと思います。

焦点距離も明るさも同じなのに、「コーティングが違う」ことにこんなにも惹かれてしまうんですね。そういえば、Super-Takumarが売れたのもその贅沢なコーティングでした。そして、Carl Zeissの写りもやっぱり全然ちがいました。

2018年7月3日
ワールドカップで日本代表がベルギーに負けた早朝に、なんとなくこのレンズで撮ってみたくなって撮影しました。5月に買ったものの、特別になりすぎてて使うきっかけがなく。そして、この写り・・・。何でしょうか。明るいだけじゃないですね。恐ろしいほど美しく写ります・・・。これがT*コーティングの力なんですね・・・。

CONTAX Planarを使うのに必要なマウントアダプター(ヤシカ/CONTAXマウント)

CONTAX Carl Zeiss Planar(ヤシカ/CONTAXマウント)をデジタル機で使うには、それに対応したマウントアダプターが必要です。

ミラーレスカメラで使う

例えば、SONYのミラーレスカメラで使うには、CY-NEX(CO/Y-NEX)というアダプターを使います。SONYに限らずミラーレスカメラであればほぼすべてのカメラに対応したアダプターがあります。

デジタル一眼レフカメラで使う

デジタル一眼レフカメラの場合、Canon EOS EFマウントならCY-EOS(CO/Y-EOS)対応したものがあります。補正レンズ付きでほかのデジタル一眼レフカメラに対応したものが出ています。

フィルムカメラで使うならCONTAX Ariaがおすすめ

作例 | CONTAX Carl Zeiss Planar 1.4/50 (AEJ) (ボディSONY NEX-5R) 江の島の海岸にて。

2018年7月下旬。
35度越えの日々が一段落した曇りの日。江の島の近くの、稲村ガ崎という海岸に行きました。ここは映画『海街diary』のロケ地とのことです。

開放気味で撮ってますが、きれいに写ります。水平線が斜め・・・。気を付けないと。

カメラ女子さんに被写体をしてもらえました。本物の高校生ではありません笑。Carl Zeiss らしいなんとも言えない色の出方をします。肌もきれいに写りますね。

海での撮影はほとんど初めてだったかも。

「えいっ!」若干、ピント外してますね・・・。

CONTAX Planar | おわりに

というわけで、今回はCarl Zeiss Planar 50mm F1.4(AEJ)を紹介しました。説明不要の名玉。T*コーティングは素晴らしかったです。

オールドレンズ沼はこれにてひとまず終了です。

また新しいレンズを買ったら作例をアップするかもしれませんが、一連の流れで試してきたオールドレンズとしては、ある程度満足してしまいました。読んでいただいた方ありがとうございました。カメラの熱が冷めたわけではありませんので、今後ともブログをよろしくお願いします。

次回からは、何点か使えてないフィルムカメラがあるのでそれを試していく予定です。初回はキングオブトイカメラLomo LC-Aの予定です。

マウントアダプター

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