ミノルタのスライドプロジェクター「Minolta Mini35」
2018年3月購入。
購入したのは、上のミノルタのスライドプロジェクターMinolta Mini35というもの。スライドプロジェクターって、ポジフィルムを照射して見るものだよな、たぶん(調べれば分かることだけど汗)。このプロジェクターについているレンズP-Rokkor 2.5/75がバブルボケレンズらしい。
知ったのは偶然で、Flickrでいろんな作例を見ていたところ、バブルボケのものがあり、やっぱりTorioplan,Pentacon AVあたりかと思ってよくよくタイトルを見たら「Minolta」の文字が!!さっそくネットで探して買ってみたのだった。スライドプロジェクター付き(?笑)で出品があって、ほとんどタダみたいな値段で購入できた。
カメラへの適用方法
レンズはねじをはずすだけで簡単に取り出すことができて、いつものようにM52-M42ヘリコイドに適用して、PENTAXのデジタル一眼レフで使用。Pentacon AV 2.8/80よりも短いヘリコイドで最短30cmくらい~無限遠がカバーできた。レンズもカビや傷もなくとても綺麗な個体だった。
この改造で、またレンズをスライドプロジェクターに戻したいこともあり、まったく接着剤を使わない方法を思いついた。後ろからゴムで留めるというもの。私としては画期的だと思ったのだけど、どこかにこの需要が・・・笑
ミノルタのレンズをこんな形で使うことになるとは思わなかった。プロジェクターレンズなのにRokkorという名称がつかわれてるのがまた惹かれました。
浅草にて Minolta P-Rokkor 2.5/75 + PENTAX K-7
2018年のゴールデンウィーク。
試し撮りはしていたものの、なかなか使う機会がなかったので、友人と下町近辺を撮影しに行ったときにこのレンズも持っていった。主に浅草の仲見世通りあたりで撮影。
バブルボケはこの通り。Pentacon AVと違うなと感じたのは、小さなバブルボケのときに「芯」が残る感じがあること。ちょっとイクラみたい?笑
なかなか光源が見つからなくて、苦心しました・・・。
実はこのレンズには難点があって、このサイズの写真ではあまり気にならないかもしれないけど、焦点が来てるところでもピタッという写りになりません!拡大するとどこまでもぼわぼわ~としています。
窓際にディスプレーされた瓶にピントを当てて、なかのライトをバブルボケ撮影。
やっぱり手前もにじんだ写りになってしまうな~。
よくよくFlickrで惹かれた写真を見てみたら、やっぱり同じような感じでした。これ込みで魅力的な対象を探さないとですね。
トップ画像と同じ被写体。もう少し寄って撮ってみたところ。
上手く光源が見つかると、きれいにバブルボケしますね~。
バブルボケ以外の写りは?
普通のボケもなかなか綺麗ですね。
F2.5というのもあるけど、キリッとした写りにはなりませんね。
ちょっとレトロな被写体にはこのソフトフォーカスな写りが合う?
ということで、今回はミノルタのプロジェクターレンズを試しました。
バブルボケという点では面白いけど、残念ながらカメラレンズの流用は厳しい感じがしましたね・・・汗
写りを生かせる被写体探しが必要かなぁ。
バブルボケのプロジェクターレンズとしては、Pentacon AVに軍配といったところでした。
バブルボケレンズ探しはもうこれで本当に終わりだと思います笑
次回は今回とは真逆の、目の覚めるような写りです!!あのロシアのシネレンズ!
つづく。
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