【作例】唯一無二なジャンクオールドレンズの写り – Takumar 1.8/55 と PENTAX-M 1.7/50

Hiron
こんにちは、オールドレンズ沼のHironです。(Twitter / Youtube)

今回は、ジャンクのオールドレンズ2つを試してみた話です。

前回のコシナから流れで買ってしまったカールツァイス・イエナ・フレクトゴンが届いたところですが、その紹介はこの次に。

ジャンクのオールドレンズの写りが実は悪くない。

オールドレンズをやっていると、不思議な葛藤が生じませんか?ひとつは、

  • 現代レンズにはない写りの癖(悪さ)に惹かれる

というもの。

やっぱり、オールドレンズに惹かれるたのは現在のデジタル一眼などのレンズの綺麗な写りでは物足りないと感じたからじゃなかったですか?

でも、オールドレンズをやっていると、逆の感情が生まれてきますよね、

  • 状態のいいオールドレンズが欲しい

という・・・。

ある意味悪い写りに惹かれていたはずなのに、気づけば私もそんな風になっていました。

例えば、Super-Takumar 55mm F1.8レンズはトリウムレンズなので黄変しています。

その黄変した写りがオールドレンズにしかない味を生むわけなのですが、黄変を直したいとか、黄変した個体だったら要らないという意見になったり・・・。

そんな不思議な葛藤に揺れるオールドレンズ沼ですが、今回はレンズに曇り(バルサム切れ)のある2つのジャンクレンズ、Super-Takumar 55mm F1.8と、PENTAX-M 50mm F1.7の作例を紹介したいと思います。

作例 | ジャンクのオールドレンズ Super Takumar 55mm F1.8 (バルサム切れ)

トップの画像もこのレンズ。このレンズで撮ると妙な滲み方をして、目のうるんだ感じで悪くないです。

個人的には。中心意外ピントが合ってない感じだけど、これはこれでいいなと。

ムクゲ、これで撮影したから花の名前を覚えました。長い期間咲いてますよね。

我がアパートです。心を表しているよう?笑

Super Takumar 55mm F1.8に必要なマウントアダプター

Super Takumar 55mm F1.8をPENTAXのデジタル一眼レフで使うには、M42-PKのマウントアダプターが必要です。M42マウントとPENTAX Kマウントはフランジバックが同じなので、薄いアダプターになります。

オールドレンズユーザーに多く選ばれているSONYのミラーレス機で使う場合は、M42-NEXのマウントアダプターを使います。こちらは厚みのあるものになります。

作例 | ジャンクのオールドレンズ PENTAX M 50mm F1.7 (バルサム切れ)

こちらは発色がすごく悪くなりました。ぜんぶ褪せた色に。

どういう理屈なんでしょうね。反射して白っぽくなるのかな?

ノスタルジーとも違うけど、なんだろう、悪くない。

この褪せた写りが気に入って、当時は意外とよく使っていました。

PENTAX M 50mm F1.7に必要なマウントアダプター

PENTAX M 50mm F1.7はペンタックスKマウントなので、オールドレンズですが現行のペンタックスのデジタル一眼レフならそのまま使えます(ペンタックスがオールドレンズ恵まれているというか、沼に落ちやすいというかですね笑)

オールドレンズ機の定番であるSONYにミラーレスで使う場合には、PK-NEX(Eマウント)のマウントアダプターが必要です。

おわりに。ジャンクのオールドレンズを使って。

今回はジャンクの2つのオールドレンズSuper Takumar 55mm F1.8とPENTAX M 50mm F1.7の写りを紹介しました。

どちらも味のある写りで唯一無二ですよね。こんな出会いもオールドレンズの醍醐味ではと感じます。どちらの写りも気に入っていたので、手放してしまったことをちょっと惜しくも思いますね。

ジャンクで安いオールドレンズも気になったら買ってみるのもおすすめですよ。ほかの人には出せない写真を残せるかもしれませんよ。

次回は、ついに物欲に負けて買ってしまったフレクトゴン・・・です。

つづく。

マウントアダプター

オールドレンズ機定番 SONY α7シリーズ