Pergear 60mm F2.8 Macro – 撮影倍率2倍マクロレンズの世界。

Hiron
こんにちは、現行レンズも気になっているHironです。(Twitter / Youtube)

今回はPergerから新しく発売されたマクロレンズPergera 60mm F2.8 Macroを紹介します。

撮影倍率2倍というマクロレンズを使ったのは初めてで、今までに見たことのないような世界を撮影できました。ぜひ作例を御覧ください。

※今回の商品はご提供いただいたものになります。率直な意見ではありますがPRを含みますことをご了承下さい。

マクロレンズPergear 60mm F2.8 Macroのスペック

撮影倍率 2倍
最短撮影距離 19.1cm
レンズ構成 8群11枚
縛り羽 10枚
絞り値 F2.8〜F16
フィルター径 Φ62mm
対応センサーサイズ APS-C
対応マウント Sony E, Fuji X, M4/3, Nikon Z
その他特徴 多層コーティング

マクロレンズPergear 60mm F2.8の一番の特徴は、撮影倍率が2倍というところですね。ここまでの倍率のマクロレンズを初めて使いました。

絞りはシームレスに変更ができるタイプになっています。

また、多層コーティングということで、後ほど作例を紹介しますが、かなりコントラストが高い写真が撮れるという印象がありました。

APS-Cサイズ対応なので、焦点距離はフルサイズ換算では1.5倍の90mmになります(M4/3モデルの場合は換算120mm)。

僕はSONY Eマウントのものを使用しましたが、FUJIFILM X, M4/3, Nikon Zマウントという多くのマウントに対応しています。

Pergear 60mm F2.8 Macro

レンズの外観

寄れるレンズは使ったことがありましたが、ちゃんとしたマクロレンズを使ったのは初めてだと思います。

撮影距離だけではなくて、1:1, 1.5:1, 2:1などと倍率が書いてあるところは一般的なレンズとは違うところですね。

また、前方が四角くなっているレンズも初めて見ました。

絞り羽根 – 贅沢な10枚羽で円形を維持。

絞り羽根は10枚で、シームレスに変更するタイプです。絞っていっても円形を維持する贅沢な絞りです。

重さ – ぜんたいが金属製でなかなか重い。

全体が金属で高級感があるのですが、一方でなかなか重いです。

重さの記載が無いようだったので、キッチンスケールで計量してみたところ668gありました。

撮影倍率2倍が魅力の超マクロレンズですが、唯一デメリットがあるとしたらこの重さかもしれません・・・。

マクロレンズ撮影倍率2倍とはどういうこと?

そもそもマクロレンズとはどんなものなのか?を調べてみたところ、撮影倍率が1/2以上のマクロのものを一般的に「マクロレンズ」と呼ぶようです。

では、撮影倍率とは何か?ですが、最短撮影距離でセンサーサイズと同じ大きさのものをセンサーサイズいっぱいに写せる場合が等倍(1倍)となるとのことです。

マクロレンズPergear 60mm F2.8最短撮影距離は19.1cmです。

これはセンサーからの距離で、レンズの長さを測って見たところ約13cmだったので、レンズの先端からは6cmくらいが最短ですね。

上の写真は公園の植木を最短撮影距離で撮っているところですが、こんな距離感です。

実際に撮影した写真です。これが撮影倍率2倍マクロレンズで写る世界です!

葉の表面に細かな毛が生えていたなんて知りませんでした。

撮影倍率2倍マクロレンズPergear 60mm F2.8 Macroの作例

ここからはいろいろとマクロ撮影をしてきた作例を紹介します。

カメラはSONY α7IIを使用しました。上の写真はたぶん1cmくらいの草の双葉です。

撮影倍率2倍の最短撮影距離だとここまで大きく写せます。こちらも無数の細かな毛が生えていますね。

花の名前は疎いのでちょっと分かりませんが、ただしおれていた花もドラマチックに見えました。

ここまでのマクロ撮影は初めてだったのですが、かなり難しさも実感しました。というのは、ちょっとの風でも揺れてしまってピントが合わないんですよね。

ブレないようにシャッタースピードを上げたいのですが、F2.8で最短撮影距離で撮るとボケすぎてしまいます。なので、これらはF8くらいまで絞っているのですが、それだと暗くなってしまうんですよね。

マクロレンズと言っても、引いて撮ることもできます。無限遠も出ます。

こちらは同じ葉っぱの撮影倍率2倍マクロの写真です。

公園のネットです。

こういう小さいものを見る視点というのは、ちょっと子供の頃を思い出します。

撮影倍率2倍だとネットの紐にここまで寄れます!

最後はセミの抜け殻です。

これも寄って行きますので、虫が苦手な人はご注意ください。

少し寄りましたが、まだ最短撮影距離ではないです。

撮影倍率2倍のセミの抜け殻です。

すごく精巧にできていました。ちょっと宮崎駿監督の「風の谷のナウシカ」の世界のようだと思いました。

おわりに

というわけで、今回は撮影倍率2倍という超マクロレンズPeragear 60mm F2.8 Macroを紹介しました。

初めてのマクロ撮影でしたが、手ブレや、絞ってしまうと露出不足になったりと、なかなかマクロ撮影の奥深さも知ることができました。身近なものをいろいろ撮影してみたいと思います。

レンズ選びの参考になりましたら幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

Pergear 60mm F2.8 Macro